ヤフー:7-9月純利益22%増、中間期25%増-広告収入など好調(4)

ポータル(玄関)サイト国内最大手のヤフ ーは23日、2006年7-9月期の連結純利益が前年同期比22%増の136億円にな ったと発表した。5四半期連続で過去最高を更新。9月中間期の連結純利益は同 25%増の268億円だった。広告収入が大幅に伸びたほか、オークションやショッ ピングのビジネスサービス事業も手数料収入やテナント料が好調に推移した。

7-9月期連結の売上高は前年同期比24%増の512億円となった。売上高 は四半期ベースで13四半期連続の過去最高を更新。営業利益は同32%増の250 億円、経常利益が同34%増の247億円だった。営業利益と経常利益はそれぞれ 33四半期連続で過去最高を更新した。

事業別の売上高は、広告事業が前年同期比36%増の212億円、ビジネスサ ービス事業は同42%増の114億円、パーソナルサービス事業が同26%増の185 億円だった。

新規の大口受注や店舗数拡大策が寄与

広告事業は広告主のニーズに合わせた広告商品の提供や新規需要の獲得と、 自動車や化粧品・トイレタリー、不動産などブランディング広告で新規の大口受 注が寄与した。ビジネス事業では「Yahoo!オークション」、「Yaho o!ショッピング」で、ウェブ上の店舗数の拡大に努め、前年同期比2.3倍の2 万2304店舗となったことで、テナント料や手数料収入が売上増に寄与した。パ ーソナルサービス事業では「Yahoo!オークション」のテレビCMなどの効 果と落札システム利用料の3%から5%への引き上げが寄与し、利用料収入も好 調だった。

中間期連結の売上高は前年同期比26%増の1005億円、営業利益が同31%増 の490億円、経常利益は同31%増の477億円だった。

今四半期も売上高で過去最高狙う

10-12月期の連結業績見通しは、売上高が517億-552億円、経常利益は 240億-265億円、純利益が137億-152億円としている。同社は通期業績予想 を従来から発表していない。売上高、利益それぞれ過去最高の更新を狙う。ヤフ ーの井上雅博社長は東証での決算発表会見で、10-12月期の収益見通しについ て「基本的には消費が活発な時期であり、年末商戦などにも期待が出来る」と述 べ、増収増益に自信を示した。

携帯事業や動画は「これから」

井上社長はまた、ソフトバンクが10月から開始した携帯電話向けサービス 「Yahoo!ケータイ」について、ソフトバンク端末経由のページビューが6 月末との比較で約6倍になったことを明らかにしたうえで、「ケータイ市場はパ ソコンよりもユーザーが多いことから、より大きな広告市場が出来る可能性があ る」と指摘。ただ、収益貢献度は現時点で「6倍となっても微々たるもの」と述 べた。当面は携帯電話ユーザーに従来より使いやすいネットサービスを提供する ことや、ソフトバンクモバイルに「身内」として協力しながら閉鎖的な傾向のあ る携帯ネットのサービス分野を変革することに注力するとの考えを示した。

また、同社が提供する動画サービスについても、井上社長は8月時点で国内 動画配信最大手の地位を獲得したとしながらも、「収益のモデルは成立してると はまだ言えない」と述べ、投稿動画の著作権問題などに関して試行錯誤しながら 事業化の成功を進めると語った。

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