米バークシャー:英ロイズ子会社と再保険契約-最大70億ドル

米投資家ウォーレン・バフェット氏率い る米保険・投資会社バークシャー・ハザウェイは、英ロイズ保険組合の元会員 が交わしたアスベスト被害関連の契約で保険金支払いが必要となる場合に備え、 最大70億ドル(約8300億円)の支払いリスクを引き受けることで合意した。

ロイズは1992年以前に結んだ一部保険契約の受け皿として子会社エクイ タスを設立。バークシャーとロイズ側が20日発表したところによると、バー クシャーが引き受けるのは、エクイタスがロイズから引き継いだ契約。

バークシャーはロイズ側から最大7億4900万ドルの資金とエクイタスが 保険金支払いに備え既に引き当てた87億ドルを受け取る。バークシャーはそ の代わり、エクイタスが今後支払いを迫られる可能性のある最大70億ドルの 保険を引き受ける。

ロイズのおよそ3万4000の「ネーム」と呼ばれる会員を代表するエクイ タスが保険金支払い不能となる恐れはここ10年余り続いていたが、今回のバ ークシャーとの合意でこうした懸念が解消される公算が大きい。ロイズ会員は 1988-92年、アスベスト被害や天災、公害関連の保険金支払いで80億ポンド (約1兆7900億円)を失った。

ロイズ会員協会のマイケル・ディーニィ会長は、「1990年代のこの問題が ロイズに影を落とし続けてきたが、その影は今や取り除かれた」と述べた。

格付け会社フィッチ・レーティングスは、ロイズに対する財務力格付けを 「A」から格上げする可能性があると発表。米スタンダード・アンド・プアー ズ(S&P)も、ロイズの格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ(強含 み)」に引き上げる公算であることを明らかにした。

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