ロシア大統領:石油を外交政策に利用していない-EUの批判に反論

【記者: Jonathan Stearns 】

10月20日(ブルームバーグ):ロシアのプーチン大統領は20日、経済力 の強化のためにエネルギー産業への国家管理を強めているとの欧州連合(E U)からの批判に反論し、ロシアの石油・ガス業界は欧米諸国からの投資に対 して開かれていると主張した。

この日、フィンランドのラハティでEU首脳と会談したプーチン大統領は 会談後の記者会見で、「サハリン2」の承認取り消し問題は環境への懸念が理 由だと説明。「ロシアは今までに、誰に対しても開発禁止などしていない」と 述べ、「エネルギー分野への海外からの投資は数百億ドルのペースで増えてい る」と語った。

ロシアは今年、ロイヤル・ダッチ・シェルが主導する石油・ガス開発プロ ジェクト、サハリン2の承認取り消しをちらつかせたり、ウクライナへの天然 ガス供給を一時停止したりと、エネルギー輸出国の強みを見せつけている。

EUのバローゾ欧州委員長は「エネルギーがかつての共産主義のように欧 州とロシアを隔てることは避けなければならない」と述べた。

EU首脳は欧米エネルギー企業によるロシアでの事業拡大を求めたが、プ ーチン大統領は、シェルはロシア国民を雇用する約束を果たさず、政府に何の 利益ももたらしていないと指摘した。

一方、EUは、自由市場経済の枠組みがロシアのエネルギー生産性を高め るための設備投資に外資を取り込むことにつながるとして、ロシアに協調を求 めている。

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