米グーグル7-9月期:純利益ほぼ2倍-株価上昇、一時7%高(5)

インターネット検索サイト運営の米グー グルが19日発表した2006年7-9月(第3四半期)決算は、広告販売が増え、 純利益が前年同期のほぼ2倍に増えた。株価は時間外取引で一時、7%上昇した。

純利益は7億3340万ドル(1株当たり2.36ドル)と、前年同期の3億 8120万ドル(同1.32ドル)から増加。売上高は前年同期比70%増の26億 9000万ドルだった。広告を他のサイトに掲載するコストを差し引いた売上高は 18億6000万ドルとなり、ジェフリーズのアナリスト、ユーセフ・スクワリ氏 の予想(18億ドル)を上回った。

エリック・シュミット最高経営責任者(CEO)はコストを抑える一方で検 索1件当たりの収入を増やし、利益を押し上げた。オンライン広告市場でのヤフ ーとマイクロソフトのMSNに対するリードをさらに伸ばしている同社は、動画 広告の分野へも進出を目指し、動画共有サイトの米ユーチューブを16億5000 万ドル(約1950億円)で買収することで先週合意した。

パイパー・ジャフレーのアナリスト、サファ・ラシュチー氏は「グーグルは まだまだ打つ手を持っている」として、「この四半期の結果は大いに投資家を安 心させるだろう」と話した。

一部項目を除いたベースの1株利益は2.62ドル。スクワリ氏は2.56ドル を予想していた。調査会社トムソン・ファイナンシャルがまとめたアナリスト 28人の予想平均では、1株利益2.42ドル、売上高18億1000万ドルが見込 まれていた。

決算は通常取引終了後に発表された。株価は時間外取引で一時、29.64ド ル高の455.70ドルとなった。通常取引終値は前日比6.75ドル(1.6%)高の

426.06 ドル。

グーグルの決算は、17日に発表したヤフーと好対照となった。グーグルの 売上高は前期比で10%伸びたのに対し、ヤフーはほぼ横ばいだった。ビクトリ ー・ニューブリッジ・パートナーズで運用に携わるエリック・マロナク氏は「グ ーグルが勝者でヤフーは敗者だ」として、「物事はグーグルにとって良い方向に 進んでいる」と話した。

シュミットCEOは電話会議で「事業は非常に好調だ」と語った。

グーグルの第3四半期の総経費は、研究開発費や販売促進費を含め68%増 となり、伸び率はスクワリ氏の予想の70%増や、前四半期の81%増を下回った。

第3四半期の設備投資は4億9200万ドルに増えた。雇用者数は1436人増 え、研究開発費は76%増の3億1260万ドルだった。ジョージ・レイエス最高 財務責任者(CFO)は、今後も「積極的に」採用を続ける方針を示した。また、 今年の設備投資の伸びは収入の伸びを上回る見通しだと述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE