HOYA:7-9月純利益23%増、過去最高-エレクトロニクス好調(4)

HOYAは19日、2006年7-9月 (2007 年3月期第2四半期)の連結純利益が前年同期比23%増の229億円と過去最高だ ったと発表した。半導体関連部品や、HDD(ハードディスク駆動装置)向けガ ラス、デジタルカメラ向けやカメラ付き携帯電話向けレンズなどのエレクトロニ クス関連事業が伸びた。潜 在株式調整後1株当たり四半期純利益は、52円96銭 (前年同期は41円57銭)。

7-9月の売上高は同17%増の991億円、営業利益は同 14%増の 281億円 といずれも過去最高。日本板硝子との合弁会社で液晶ガラス製造を手がけるNH テクノグラスの持分法による投資損失2億9000万円(前年同期は6億5000万円 の投資利益)を営業外費用に計上し、経常利益は同 4.7%減の257億円だった。 為替差損27億円(前年同期は為替差益12億円)を計上したことも経常利益を圧 迫した。第2四半期の為替レートは1米ドル=116円69銭(前年同期は112円 35銭)、1ユーロ=148円92銭(同136円23銭)。

部門別の営業利益は、半導体・液晶・HDD向けガラスなど主力のエレクト ロオプティクスが同20%増の218億円。眼鏡レンズは海外での高価格帯製品が好 調で同4.8%増の53億円。コンタクトレンズ・眼内レンズは新規出店の継続によ り同8%増の24億円だった。

エレクトロオプティクス事業の製品別の売上高は、半導体の製造工程で使う 回路原版のマスクブランクスが高精度品の受注増加で前年同期比7%増。半導体 製造用のフォトマスクも高精度品と次世代向け開発品の受注増加で売り上げを伸 ばした。HDD用ガラスディスクを柱とするメモリーディスクはベトナム新工場 が出荷拡大に貢献し、51%の増収。光学レンズは、デジカメ向けレンズの出荷が 再び増加しているうえ、カメラ付き携帯電話向けレンズの需要が大幅に増加し 12%の増収だった。競争の激しい液晶用大型マスクはパネルメーカーの新規ライ ン需要があり7%の増収だった。

2007年3月期の業績予想は、2007年1月22日に10-12月(第3四半期) 決算を発表する際に公表する予定。江間賢二CFO(最高財務責任者)は、「通 期で営業増益はいけると思う」としながらも、「下期の状況は楽観視していない。 むしろ弱含みだろう」と述べ、液晶用大型マスクのさらなる価格下落などを懸念 材料として挙げた。

HOYAの9月中間期の連結業績は、売上高が前年同期比15%増の1917億 円、営業利益が同11%増の554億円、経常利益が同6.6%減の508億円、純利益 が同14%増の444億円だった。

HOYAの株価終値は前日比150円(3.2%)安の4600円。

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