米グーグル:7-9月期は84%増益か、広告販売増で-19日発表

インターネット検索サイトを運営する米グ ーグルは、米ヤフーやマイクロソフトのMSNに対するリードを広げてオンラ イン広告販売を増やし、2006年7-9月(第3四半期)は増益となったと見込 まれる。同社は19日に決算を発表する。

ジェフリーズのアナリスト、ユーセフ・スクワリ氏は、グーグルの第3四 半期純利益を前年同期比84%増の7億210万ドル(1株当たり2.26ドル)と予 想する。前年同期は3億8120万ドル(同1.32ドル)。売上高は同68%増の26 億5000万ドルを見込んでいる。

市場調査会社コムスコア・ネットワークスによると、米国のインターネッ ト検索でのグーグルのシェアは8月に44%と、前年同月の37%から増えた。エ リック・シュミット最高経営責任者(CEO)は先週、動画共有サイトの米ユ ーチューブを16億5000万ドル(約1960億円)で買収することで合意した。ス クワリ氏は「検索広告はオンライン広告市場のパイの半分でしかない」として、 「グーグルは明らかに、残りの半分に進出しようとしている」と話した。

調査会社イーマーケターは今週、他社サイトで広告を販売するコストを差 し引いた後のグーグルの純売上高は今年、前年比65%増の40億3000万ドルに 達するとの予想を示した。グーグルの利益は過去8四半期中7四半期で、アナ リスト予想を上回った。株価は年初来で1.1%高、04年8月の上場以来では約 5倍になっている。

同業の米ヤフーは17日に、第3四半期の38%減益を発表した。売り上げの 伸びは4年で最小にとどまった。ヤフーのサイトは米国で最大の利用者数を誇 る一方で、広告主はグーグルやニューズ傘下のマイスペース・ドット・コムに 流れている。パイパー・ジャフレーのアナリスト、サファ・ラシュチー氏は「グ ーグルとヤフーの業績の方向は大きく分かれた」と述べた。

ユーチューブ買収は、オンライン広告市場で最も伸びの著しい動画広告の 分野への進出につながる。イーマーケターによると、オンライン動画広告市場 は08年に、今年の3倍の11億ドル規模に拡大すると見込まれる。RCMキャ ピタル・マネジメントで運用に携わるウォルター・プライス氏は、ユーチュー ブ買収は、グーグルに「次の足掛かりを与える」として、「うまく行けば」、 グーグルやユーチューブは「次世代広告の中心となる」と話した。

グーグルは、同社の検索技術を使った広告を他社サイトに掲載する提携を 拡大している。8月にはマイスペースのサイトに広告を掲載することで合意し た。同サイトには月に7960万人が訪れる(コムスコア調べ)。eベイの米国外 の競売サイトにも広告を掲載するほか、税務サービスのインテュイットとも提 携した。

グーグルはまた、カスタマイズ可能な電子メールやカレンダーソフトも提 供し、法人顧客の取り込みを狙う。新製品の開発はコストを押し上げるが、オ ッペンハイマーのアナリスト、ササ・ゾロビック氏は「急成長しているグーグ ルにとって問題ではない」として、同社株の投資判断を「バイ」としている。

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