マカオのカジノ業界:香港の銀河娯楽が挑戦-競争激化続く見込み

マカオのカジノ界の大物、スタンレー・ホ 氏は70億ドル(約8300億円)規模となったこの業界で厳しい挑戦を受けてい る。香港企業、銀河娯楽が新しいカジノ「スターワールド」を19日にオープン する。

香港の建設業界で成功した呂志和氏が運営する銀河娯楽は今年に入り3つ のカジノを開業、マカオのカジオ業界での市場シェアを1月の7%から8月に は20%に伸ばした。「ウィン・リゾート」で12億ドル規模のホテル・カジノが オープンしたわずか6週間後にスターワールドが開業することになる。呂氏は、 これでシェアを25%に伸ばすことができるとしている。

人口13億人を抱える中国では旅行需要が高まる見込みで、マカオは間もな く米ラスベガスを抜き、売上高で世界最大のカジノリゾートとなる見通しだ。 中国で唯一、カジノが合法的に認められているマカオでのホ氏の約40年間に及 ぶカジノ事業の独占は2002年に終わっている。

クレディ・スイスのアナリスト(香港在勤)、ガブリエル・チャン氏は17 日の電話インタビューで、ホ氏が2つの面で争いを強いられることになると指 摘、「外国企業と銀河娯楽は異なる挑戦をしてくる。一方は大衆市場、もう一方 は伝統的なVIP市場を狙っている」と述べた。

マカオ当局のウェブサイトによれば、マカオのカジノ収入は1-6月期に 31億ドルに達し、02年の年間収入を上回った。モルガン・スタンレーは7月18 日付リポートで、マカオのカジノ収入は今年21%増の70億ドルになると予想。 米ネバダ州当局によれば、ラスベガスの1-6月期カジノ収入は33億ドルだっ た。

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