8月対米証券投資:買い越し額1168億ドル、過去最大-国債投資増(2)

米財務省が17日に発表した統計によると、 外国の政府と投資家が保有する米金融資産額は8月に1168億ドルの買い越しと なり、純増額は過去最大だった。米国債投資が増加した。また、全体の買い越し 額は前月の329億ドルから急増し、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミスト予想中央値(565億ドル)も上回った。

連邦公開市場委員会(FOMC)が8月の会合で金利据え置きを決めたほか、 インフレ抑制や個人消費拡大を示す経済指標が発表され、海外投資家の米国資産 への投資意欲を刺激した。

スコシア・キャピタルの短期市場調査部門責任者、アンドルー・パイル氏は、 「かなり大きな数字だ。今年はじめに見られた金融市場での強い動きを裏付け る」と話した。

海外投資家による米金融資産の買い越し額は、昨年10月に1026億ドルのピ ークを付けていた。今年7月までの1年間の月間平均は716億ドル。過去5年間 の平均は578億ドル。

8月の外国政府と海外投資家の米国債投資(短期債除く)は463億ドルと、 前月の66億ドルから大幅に拡大した。政府機関債は313億ドルの買い越し(前 月185億ドルの買い越し)だった。

一方、株式は44億ドルの買い越しと、前月の104億ドルの買い越しから縮 小した。社債投資の買い越し額は375億ドルと前月の190億ドルから拡大した。

米証券投資の買い越し額を国別でみると、日本の米国債(短期債含む)投 資は76億ドル純増し、米国債保有額総額は6442億ドルとなった。中国は87億 ドルの純増、保有総額は3390億ドル。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国など中東諸国による投資は17億ドル純 増。英国は111億ドル純増した。一方、ヘッジファンドとの関連が強いとされる カリブ諸国は8億ドルの売り越しだった。

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