米ヤフーの7―9月期、増収率は過去4年で最低か―17日発表

ポータル(玄関)サイト大手の米ヤフーの テリー・セメル最高経営責任者(CEO)は、先月のゴールドマン・サックス主 催の会議で、一部産業の広告需要が鈍化しているという悪い知らせを伝えた。

その後スーザン・デッカー最高財務責任者(CFO)は、7-9月(第3 四半期)決算が予想範囲の下限になるという寝耳に水の発表を行った。これを 受け、同社の株価は数分以内に13%の急落を演じた。

UBSのアナリスト、ベン・シャクター氏は、「これは全く予想外だった」 と述べ、投資家は両方のニュースに「明らかに失望したし」、その伝え方は唐 突だったと指摘した。

ジェフリーズのアナリスト、ユーセフ・スクワリ氏の予想では、ヤフーが 17日発表する第3四半期純利益は、ストックオプション(自社株購入権)費用 の計上が響き、前年同期比40%減の1億5340万ドル(1株当たり10セント) となる見込み。売上高は同18%増の15億7000万ドルとなり、増収率は過去約 4年で最低となる見通し。

ヤフーはネット検索広告用の新ソフトが遅れた上に、ソーシャル・ネット ワーキング・サイト「マイスペース」に検索・広告サービスを提供する権利を グーグルに奪われた。グーグルは動画共有サイトの米ユーチューブを買収して おり、ヤフーのメディアサイトにとって直接対抗するものとなる。

ヤフーが市場競争に後れを取っているとの懸念が広がり、同社の株価は第 3四半期に23%下落し、過去17四半期で最大の下げを記録した。RCMキャピ タル・マネジメントの運用担当者、ウォルター・プライス氏は、「ヤフーに欠 けているのは、切迫感やスピード感だ」と述べ、「ヤフーは勢いを失いつつあ る」と述べた。

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