9月米輸入物価指数:2.1%低下、原油下落が主因-石油除く0.1%上昇

米労働省が13日に発表した9月の輸入物 価指数は前月比2.1%低下した。前月の0.8%上昇(速報値から修正なし)か ら前月比マイナスに転じた。前月比マイナスとなったのは6カ月ぶり。ブルー ムバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値(1.3%低下)も下 回った。原油価格が2004年12月以来最大の下落となったことが主因。

9月の石油を除く輸入物価は前月比0.1%上昇。8月は0.5%上昇だった。

石油の輸入価格が10.3%下落したことが、輸入物価指数の2003年4月ぶ り最大の低下につながるとともに、消費者にとっても企業にとっても価格圧力 の緩和に寄与した。来週17日と18日には9月の生産者物価指数(PPI)と 消費者物価指数(CPI)が発表されるが、エネルギーコストの低下を受けて、 いずれも低下が予想されている。

JPモルガン・プライベート・クライアント・サービシズのチーフエコノ ミスト、アンソニー・チャン氏は、「原油価格の下落からやや落ち着きを取り 戻しており、最終的にはこれが消費者物価に波及しよう」とし、「政策決定者 が指摘してきた物価圧力をめぐる懸念は、今後緩和する見通しだ」と述べた。

9月の輸入物価は前年同月比で2.0%上昇(8月は6.3%上昇)した。石 油を除くベースでは、前年同月比2.0%上昇。

石油価格の下落

9月の輸入物価を項目別でみると、石油と石油製品が10.3%低下(前月

2.1%上昇)と、項目別で最大の低下率だった。同項目は前年同月比で2.9%上 昇。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)原油先物相場のバレル当たり平均 価格は9月には63.90ドルと、8月の73.08ドルや7月14日に付けた過去最 高値の78.40ドルから下落。原油相場は10月に入っても引き続き下落してい る。

石油を除く産業資材は9月に前月比5.5%低下、前年比では4.1%上昇し た。資本財は2カ月連続で前月比変わらず。前年比では0.2%低下した。

天然ガスは前月比5.2%低下。自動車を除く消費財は0.1%上昇。自動 車・同部品・エンジンも0.1%上昇だった。

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