独MAN、スウェーデンのスカニア株14%強取得-交渉に弾み目指す

欧州3位のトラックメーカー、ドイツ のMANは12日、同業でスウェーデンのスカニアの株式14%余りを取得した ことを明らかにした。MANとドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン (VW)は、スカニアとともに3社による域内最大の商業車メーカーの形成を 目指している。

MANのハカン・サムエルソン最高経営責任者(CEO)はこの日、スカ ニアが話し合いを拒んでいることから、提携に向けた交渉に弾みをつけるため スカニア株を11億4000万ユーロ(約1710億円)相当購入したと発表した。 スカニア株は11%上昇し、過去最高値を付けた。

MANはVWと組んで、欧州最大規模のトラックメーカー、ダイムラーク ライスラーやボルボを追い越すことを目指している。VWはスカニアの筆頭株 主で34%を保有。同社は先週MAN株も15.1%取得し、スカニアに対する敵 対的買収を取り下げ、友好的な協議に向かうよう要請した。

ラインラント・プファルツ州立銀行のアナリスト、ミヒャエル・プンツェ ト氏は「スカニアは、同社株をVWとMANが合わせて50%以上取得すれば、 厳しい立場に立たされかねない」とし、「敵対的買収の様相が強くなりつつあ る」と指摘する。

スカニア株は47.5スウェーデン・クローナ高の476クローナ。同社株 は今年これまでに66%上昇し、時価総額は966億クローナ(約1兆5640億 円)。この日MAN株は3.7%高の69.81ユーロ、VW株は0.3%高の70.24ユー ロ。

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