ヘッジファンドのアマランス、7-9月期にエネルギー株購入(2)

天然ガス取引の失敗で損失が66億ドル(約 7900億円)に膨らみ清算に追い込まれたヘッジファンド運用会社のアマラン ス・アドバイザーズは、2006年7-9月(第3四半期)にエネルギー株を購入 していたことが、米証券取引委員会(SEC)への届け出から10日までに分か った。

届け出によると、9月末時点のアマランスの株式保有高は1億7500万ドル で、前四半期末の57億ドルから減少していた。同社は投資家に資金を返還する ため、資産売却を進めている。

アマランスが第3四半期に買い増したのは主に、メキシコ湾岸の石油・ガ ス探索と生産を手掛けるエナジー・パートナーズとストーン・エナジーの株式 だった。

アマランスの主要2ファンドは5月に、天然ガス取引で10%の損失を出し、 創業者のニコラス・マオウニス氏はその後、「時期を見てエネルギー関連資産を 減らす」と投資家に述べていた。

アマランスは9月に、ピーク時には95億ドルだった資産の70%を失った。 主要2ファンドの保有資産の60%はエネルギー関連だった。

9月末時点で、アマランスはエナジー・パートナーズ株13万4000株を保 有していた。同社株は第3四半期中に30%上昇した。3万5000株を保有してい たストーン・エナジー株は13%下落。

9月末時点の保有高最大10銘柄のうち4銘柄は、産金会社ゴールドコープ や銀鉱山会社パン・アメリカン・シルバーなどの鉱山株だった。ゴールドコー プ株は第3四半期中に22%下落。パン・アメリカン・シルバーは8.1%上昇だ った。

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