GM取締役のヨーク氏が辞任、日産・ルノーとの交渉決裂で-株急落(2)

資産家カーク・カーコリアンのアドバイザ ー、ジェローム・ヨーク氏(68)は、米ゼネラル・モーター(GM)の取締役を 辞任した。カーコリアン氏の経営する米投資会社トラシンダが6日、当局に提出 した文書で明らかになった。トラシンダはまた、GM株の追加取得計画を撤回し た。これを受けて、GMの株価は6.3%値下がりし、過去3カ月強で最大の値下 がりとなった。

カーコリアン氏はGMに、日産自動車・ルノー連合との提携を提案したが、 GMと日産・ルノー連合との提携交渉は4日、決裂に終わった。

ヨーク氏はGM取締役のジョージ・フィッシャー氏に宛てた書簡で、「取締 役会では、経営陣が提供した資料からさらに踏み込んで検討するような前向きな 姿勢が見られない」と説明した。

GMの取締役会は、全員一致で提携交渉の打ち切りを決定、引き続きリッ ク・ワゴナー最高経営責任者(CEO)の下、事業再建策を進めていく方針を示 した。ヨーク氏は今年2月にGM取締役に就任、同社の再建促進を図っていた。

GMはこの日発表した声明で、ヨーク氏の辞任に関する直接的な言及を避け た。GMは日産・ルノー連合との交渉が決裂した背景として、「ルノー・日産連 合が求めた提携は、GM株主に不利益をもたらす」ほか、他の自動車メーカーと の資本提携の可能性を封じる構造になっていると取締役は判断したと説明した。

GMの6日株価終値は前日比2.08ドル(6.3%)安の31.05ドル。1日での 値下がり率としては6月27日以来で最大だった。

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