安倍首相「核実験実施なら断じて許さず厳しい対応」-北朝鮮声明(3)

安倍晋三首相は3日夜、北朝鮮外務省が声明 で発表した核実験に踏み切る可能性について、「それはまだ分からない」と述べ た。そのうえで「核実験を行えば国際社会全体で厳しい対応を取ることになるだ ろう。私たちとしても国際社会としても断じて許すことができない」と述べ、実 験を行った場合には、国際社会として新たな制裁措置も含めて厳しい対応を取る 決意を表明した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

北朝鮮による核実験の声明は、首相の訪中、訪韓を前に日本と両国との関係 を分断するのが狙いだとの観測があるが、との質問に、首相は「それはどうだろ うか。拉致やミサイル、核の問題で、国際社会の懸念に北朝鮮が答えなければ、 現在の北朝鮮の状況はますます悪くなっていく。それを国際社会が協力して理解 させなければならない」と語り、核などの問題で誠意ある対応を行うよう北朝鮮 に働きかける必要があるとの考えを強調した。

また首相は、北朝鮮の声明発表を受けて、塩崎恭久官房長官に国内での状況 を分析させるとともに、米国に向かっている小池百合子首相補佐官(安全保障担 当)にはワシントンで会談を予定しているハドレー米大統領補佐官(安全保障担 当)との情報交換を指示したことを明らかにした。

世耕弘成首相補佐官(広報担当)は3日夕、首相官邸での記者会見で、北朝 鮮外務省が核実験を行うとの声明を発表したことについて、「今の段階では分か らない。報道に接したばかりなので事実関係を確認中だ」と述べた。

共同通信は3日午後6時すぎ、朝鮮中央通信を引用して、北朝鮮外務省が核 実験を行うとの声明を発表したと報じた。

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