ブラジル大統領選:ルラ氏が得票49%でリード、決選投票か-速報

1日実施されたブラジル大統領選挙第1回投 票の開票速報によると、現職のルラ大統領は野党・社会民主党のジェラルド・ アルクミン元サンパウロ州知事をリードしている。得票率があと約1ポイント 伸びれば決選投票を待たずに再選を決めることになる。

選挙管理委員会が1日夜発表したところによると、開票率94%の時点で、 ルラ大統領(60)の得票率は49%。アルクミン候補(53)の得票率は41.1%。 ルラ大統領が決選投票を待たずに再選を決めるには絶対過半数(50%プラス1 票)の得票が必要。

マンテガ財務相はルラ大統領が選挙結果を待つ大統領府に向かう途中、記 者団に対し、「接戦になるだろう。われわれは最後の最後まで最終結果を待つ構 えだ」と語った。

グロボ・テレビが公表した調査会社イボペの出口調査では、ルラ氏の得票 率は50%で、アルクミン候補は38%だった。選挙前に実施されたすべての世論 調査は、決選投票でルラ氏が勝利するとの見方を示していた。

ブラジルのメディアが9月30日、政府が選挙結果に影響させるために使用 したとされる資金の写真を報道したことから、同日実施された世論調査では現 職ルラ氏の支持率が低下した。与党労働党からの再選を目指すジョゼ・エドゥ アルド・カルドゾ下院議員は、「選挙前日に国内に感情的なトーンが広がったた め、ルラ氏が決選投票に臨む確率が高まった」と指摘した。

ベアー・スターンズのエコノミスト、エイミー・シャイヨ氏は、決選投票 にもつれ込んだ場合、最終的な選挙結果が判明するのは数週間先になるため、 株・債券相場は下落するとみる。同氏は、「最悪のシナリオは、ルラ氏が決選投 票でしか再選を決められないことだ。このような勝利では、ルラ氏の2期目の 政治資本が弱体化する」と指摘した。

アルクミン氏は、大統領選挙に今回初めて挑戦した。ルラ大統領は5回目 で、2002年に選出される前に3回落選。02年の選挙では第2回投票で61%の支 持を得て当選した。1990年以降のブラジルの大統領選挙は、第1回投票で当選 が確定したのは2回、決選投票にもつれ込んだのは2回ある。

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