ロシア:「サハリン2」でシェルは来月20日までに是正案提示を(2)

ロシアのトルトネフ天然資源相は26日モス クワで、英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルが主導する石油・ガス開発プロジェク ト「サハリン2」をめぐり、工事許可を取り消すかどうかを決定する来月20日 までに、同社は環境・安全問題の是正案提示の要請に応える必要があると述べた。

トルトネフ天然資源相は26日モスクワで記者団に対し、「われわれは、この プロジェクトの継続に向け全力を尽くす」とした上で、事業主体のサハリンエ ナジーについて、「新たなプロジェクト計画を策定し、環境破壊を防止しよう としているようには見受けられない。もしそうであれば、プロジェクトを停止 することになる」と述べた。

天然資源省は25日、同プロジェクトの調査を開始し、10月20日に終了す ることを明らかにしている。この結果を待って、同省は同プロジェクトのパイプ ライン敷設とプラント建設の継続の可否に関する決定を下す。

トルトネフ天然資源相は、「サハリン2」の開発承認について「決して署名 されるべきではなかった」とし、前任者が認可した関連書類は環境と安全に関し 60以上もの懸念すべき問題を含んでいたと指摘した。

ロシアは、シェルと米エクソンモービル、英BP、仏トタルなど天然資源の 開発事業を手がける企業に対し、ガスプロムやロスネフチなどロシア国営企業の 役割を高めるよう圧力をかけている。

さらに同相は、BPによるシベリアのコビクタ・ガス田開発についても、今 年中に見直すと述べた。同開発はBPのロシアの合弁会社、TNK-BPホール ディングが手掛けている。

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