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日立、KDDI:携帯でICタグ情報の読取可能に-機器共同開発(2)

ICタグ関連事業の拡大を目指す日立製作所 は、非接触ICチップ「ミューチップ」の情報を読み取ることができる法人向けの 携帯電話用ミューチップリーダーをKDDIと共同開発した。両社が27日、発表 した。au携帯電話にこれを装着することで、利用者はミューチップが付けられた、 さまざまな商品の履歴情報などを携帯電話の画面で確かめることができる。

日立は、この軽量化したミューチップ読み取り機を流通業、製造業などの企業 向けに10月2日から販売開始する。読み取り機の販売目標は向こう3年間で1万 台、売上高100億円とし、まずは法人向け市場を開拓する。ミューチップを活用し たRFID(無線ICタグ)関連事業全体では、2010年度末までに1800億円の事 業規模を目指す。

小売業界ではすでに、ICタグを利用する動きが徐々に広がっている。商品の 流通経路の明示や商品管理などが容易になるためで、日立もそうしたトレーサビリ ティ・RFID事業を本格的に展開していく方針だ。具体的な適用分野は、食品や 薬品などの製品在庫管理、家電やガス機器のリサイクル管理、物流業者の配達業務、 鉄道事業者の保線業務、ビル・マンションの入退室管理などを想定している。

将来的には読み取り機を小型化して携帯に内臓し、個人向けに販売することを 視野に入れているほか、海外市場での対応機種投入も検討する。

日立製作所の株価は前日比10円(1.5%)高の680円、KDDIは同1万 1000円(1.5%)高の73万2000円(午後1時11分現在)。

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