ソフトバンク、買収資金の借り換え遅れでコスト増大も-銀行関係者

ソフトバンクは、携帯電話のボーダフォン 日本法人買収のため借り入れた1兆2800億円の借り換えで、月内に合意に達す ることができず、金利負担が増える可能性がある。交渉に関与する銀行関係者 が26日までに明らかにした。

ソフトバンクは4月に、携帯電話大手、英ボーダフォン・グループの日本 法人(以下、ボーダフォン)を1兆8000億円で買収した。銀行関係者が匿名を 条件に語ったところによると、携帯電話サービスの加入料を裏付けとし、最大 1兆4500億円を借り入れる交渉は今後3週間を要する可能性がある。銀行関係 者によれば、より長期の資金調達が9月末までにまとまらない場合、ソフトバ ンクは期間1年の融資の金利が上昇することに合意している。

創業者の孫正義社長は携帯電話事業に集中できるよう、借り換え合意をま とめる必要がある。国内携帯電話市場でのボーダフォンのシェアは16%。ソフ トバンク株は3月の買収合意発表以来、NTTドコモやKDDIに顧客を奪わ れるとの懸念を背景に約30%下落した。

ソフトバンクは26日の発表で、借り換えの交渉が最終段階にあり、「可能 な限り速やかに」合意に達する見通しだと述べた。創業者の孫正義社長は28日 に記者会見し、同社の携帯電話事業戦略について説明する。

銀行関係者によると、今月末までに借り換えで合意が成立しない場合、期 間1年の融資の金利は10月以降、2段階で上昇する。関係者は、詳細は明らか にしなかった。ソフトバンクへの1兆2800億円の融資は、ドイツ銀行とみずほ フィナンシャルグループ、シティグループ、ゴールドマン・サックス・グルー プ、三井住友銀行、カリヨン、WestLBが4月に取りまとめた。

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