英ICAP:合併に向けLSEと「予備的」交渉実施、交渉は終了

英独立系ブローカーのICAPは24日、 ロンドン証券取引所(LSE)と合併の可能性を模索し「予備的」交渉を行った ことを明らかにした。同交渉はすでに終了しているという。

ICAPの広報担当者、マイク・シェアード氏は「双方の間で、予備的交渉 があったが、交渉は終了した」と説明した。24日付の英紙サンデー・タイムズ は情報源を明らかにしない形で、ICAPの最高経営責任者(CEO)のマイケ ル・スペンサー氏はLSEの株価が極めて高く、両社が合併すればICAPの株 式資本の希薄化につながると判断し、交渉は終了となったと報じた。

LSEに対しては、ナスダック(米店頭市場)の運営会社、米ナスダック・ ストック・マーケットが3月に買収案を提示し拒否されているが、英国の企業買 収に関する規則に基づくとナスダックは10月2日から再度買収提案を行うこと が可能となる。ナスダックはLSE株25.1%を保有する筆頭株主。

ロンドンに拠点を置くアソシエーション・オブ・プライベート・クライアン ト・インベストメント・マネジャーズ・アンド・ストックブローカーズ(APCI MS)の責任者、アンジェラ・ナイト氏は「ICAPはLSEに対し『ナスダッ クが嫌なら、われわれがいる』と呼び掛けたが、金額で折り合わなかった」と語 る。APCIMSの会員はLSEの株式を約12%保有しており、同氏は「IC APが真剣に関心を持っているなら、提案を聞きたい」と語った。

LSEの広報担当者にこの日、取材のためのメッセージを残したが、応答は 得られていない。

LSE株は買収観測を背景に、今年これまでに2倍に上昇している。22日 は0.2%高の1243ペンスで、時価総額は27億ポンド(約6000億円)。IC AP株は今年これまでに27%上昇し、時価総額は33億ポンド。

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