ゴーン氏、次はフォードと交渉も-GMとの資本提携は可能性低い

(最終段落にGM株の21日終値を追加します)

【記者: Jacqueline Simmons 、 John Lippert 、 Jeff Green 】

9月22日(ブルームバーグ):仏ルノーと日産自動車の最高経営責任者(C EO)、カルロス・ゴーン氏は、米フォード・モーターとの交渉を再開する可 能性がある。事情に詳しい関係者2人によると、ルノー・日産とGMの資本提 携は実現しない公算が大きい。

関係者が21日までに匿名を条件に述べたところによると、ルノー・日産と フォードの首脳は過去1カ月間接触し、提携の可能性を探った。フォードのウ ィリアム・クレイ・フォード・ジュニア前CEOは7月に、GMとの提携が実 現しなかった場合、フォードとの交渉に入るようゴーン氏に提案した。

フォードではその後、アラン・ムラリー氏がフォード氏に代わりCEOに 就任。CEO交代で、ルノー・日産とフォードの資本提携の可能性は低くなっ たものの、何らか形で提携する可能性はあると、モルガン・キーガンのアナリ スト、ピート・ヘースティングス氏は話す。「GMの提案に魅力がないと思え ば、ゴーン氏はフォードとの小規模な提携を検討するかもしれない」と同氏は 述べた。

GMの株主である資産家のカーク・カーコリアン氏は6月30日に、GMと ルノー・日産との提携を提案した。GMのリック・ワゴナーCEOとゴーン氏 は7月14日に、両社幹部が90日をかけて提携の実現性を検討すると発表した。 GMとルノー、日産の広報担当者は9月21日、結論は出ていないと述べた。

フォードの北米自動車事業は過去8四半期中7期で赤字を出し、同社は9 月15日に、同部門の黒字化の時期を2009年と、従来目標の08年から先送りし た。

カーコリアン氏が提案したのはルノー・日産がGMの少数株を保有する資 本提携だったが、交渉期間のうち60日余りが過ぎた現在、ルノー・日産がGM に出資することはないだろうと関係者は述べた。

関係者によると、GMは購買や開発の共有化のような広範な提携には後ろ 向きだ。GMは、日産が望むディーゼルエンジンやピックアップトラックなど に関する技術供与を行うつもりはない。現在の交渉の中心は、中国、ロシア、 ブラジルなどの新興市場だという。

また、GMのワゴナーCEOは、自前でのコスト削減を優先課題と位置付 けている。

ゴーン氏は9月6日に、GMとの提携交渉のアドバイザーとして銀行団を 起用する過程にあることを明らかにし、交渉は「うまくいっている」と述べた ものの、GMが望まないならば提携の話は白紙とする考えを示した。また、関 係者は先週、GMとフォードの間にも何らかの協力を目指す交渉があったこと を明らかにした。

GM株は21日、84セント(2.6%)安の30.93ドルで終了した。

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