トヨタや三井住友Fに好影響も、GS証がTPX浮動株比率の変更予想

ウエートの上昇が予想される銘柄はトヨ タ自動車、三井住友フィナンシャルグループ、NTTドコモ、デンソーなど― ―。ゴールドマン・サックス証券は20日付の「TOPIX浮動株調整、定期 見直しによる浮動株比率の予想」と題された投資家向けリポートの中で、こう した銘柄群を挙げた。

東京証券取引所は10月第1営業日に、TOPIXの計算に用いる浮動株 比率の定期見直しを公表する予定。浮動株比率の定期見直しは、企業の決算月 ごとに4つのグループに分け、1銘柄に対し毎年1回の見直しを行っている。 今回10月に見直し結果が公表される銘柄群は1-3月決算企業であり、諏訪 部貴嗣らGS証のストラテジーチームはリポートの中で、「銘柄数が多く、株 価に対する影響も大きいと思われる」と指摘している。

同証では、東証の浮動株比率の定義に基づき、東洋経済新報社刊の四季報 最新号の大株主データを用いて推計。この結果、今回の定期見直しで浮動株比 率は上昇傾向にあり、TOPIXの計算に使われる浮動株比率の東証1部全体 の加重平均は、現在の約63%から約67%になるという。浮動株比率が上昇す る銘柄の比率は約67%、横ばいが約28%、低下が約6%。

浮動株比率の変更で、TOPIXに占めるウエートの上昇が見込まれる銘 柄はトヨタなど冒頭の4銘柄のほか、武田薬品工業、三菱自動車工業、スズキ、 松下電器産業、ソニー、富士写真フイルム、新生銀行、野村ホールディングス、 三菱商事、イビデン、東京ガスなど。

一方、ウエートの低下が予想される銘柄は、セブン&アイ・ホールディン グス、JR東日本、SUMCO、資生堂、フジテレビジョン、ヤクルト本社、 日本碍子、TBS、マキタ、山口銀行、新光証券、十六銀行、百十四銀行、日 本製鋼所、滋賀銀行など。

インデックス運用からのインパクト

また、ウエートの上昇に比べて流動性が低く、インデックス運用者のリバ ランスによるポジティブインパクトが大きいと予想される銘柄としてはコロナ、 特種製紙、みなと銀行、前澤給装工業など。これに対し、ウエートの低下に比 べて流動性が低く、ネガティブインパクトが想定される銘柄には神栄、ピーエ ス三菱、エステー化学、オリンピックなどが挙げられた。

リバランスのインパクトに関しては、インデックス運用残高が27兆円あ ると仮定した上で、予想資金フローを過去60営業日の1日平均売買高で除し た「リバランス・インパクト日数」により計測した。

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