コンテンツにスキップする

石連会長:日本企業の事業継続を望む-サハリン2免許取り消しで(2

石油連盟の渡文明会長(新日本石油会長)は 20日午後の定例会見で、ロシア天然資源省が英・オランダ系石油大手ロイヤル・ ダッチ・シェルなどが進めている石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の開発 免許の取り消しを決定したことについて、参加している日本企業の三井物産、三 菱商事には事業を継続してもらいたいとの意向を明らかにした。

渡会長はシェルや三井物産などがロシア側の許可に基づき事業を進めていた だけに「耳を疑った」と述べた。また、「ビジネスの感覚では考えられない」と 語ったうえで、今回の免許取り消しは「エネルギー安全保障上、良くない」とも 指摘した。一方で、日本にとって、原油・ガスの大量の埋蔵量を抱えるロシアの 魅力と価値は変わっていないとの認識を強調した。

ロシア天然資源省の報道官は19日、サハリン2に関し、環境・工業安全担当 局が9月21日までに天然資源省による開発免許取り消し決定を承認する見通しで あることを明らかにした。

サハリン2はロシア以外の外国資本に運営されており、ロイヤル・ダッチ・ シェルが55%、三井物産が25%、三菱商事が20%それぞれ出資している。

欧米やアジア諸国がエネルギー資源への輸入依存度を高めるなか、プーチン 大統領は石油・天然ガス産業の国家管理を強めている。サハリン2が停止すれば、 2008年に開始が予定されている年間960万トンの日本・韓国向け液化天然ガス (LNG)輸出が遅れる可能性がある。

新日石の株価終値は前日比21円(2.5%)安の828円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE