タイ:通貨バーツと国債が下落、株式市場は閉鎖-クーデター後

【記者: Aaron Pan 、 Andrew J. Barden 】

9月20日(ブルームバーグ):19日に軍部がクーデターで首都バンコクを 掌握したタイでは、通貨バーツと国債相場が下落し、株式市場は閉鎖されてい る。

タイでは19日夜、軍部が首都を制圧し、国連の会議に出席するためニュー ヨークに滞在していたタクシン首相に代わってソンティ陸軍司令官が暫定的に 首相の職務を引き継いだ。バーツは19日、4年ぶりの大幅下落となった。

投資家は、今回のクーデターが1997年のバーツ切り下げの際のように、他 の新興市場(エマージング・マーケット)債の下落を引き起こすことはないと みている。

投資会社マーク・ファーバーの創業者でマネジングディレクターのマー ク・ファーバー氏は「クーデターが成功したかどうかはまだ分からない。成功 した場合にどのような政府が誕生するのかも不明だ」が、「今日のアジアの状況 はアジア危機前の時期とは全く異なる」と述べた。

バンコク時間午前8時現在のバーツはニューヨーク19日遅くからほぼ変わ らずの1ドル=37.80バーツ。19日のニューヨーク市場では1.3%安の37.77バ ーツとなっていた。

HSBCのデータによると、タイ国債(表面利率7.75%、2007年4月償還) の同年限の米国債との利回り格差は2ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)拡大の60bpと、1カ月ぶりの高水準になった。タイ国債のデフォル トスワップ保証料は債務1000万ドルに対し4万7000ドルと、3万3000ドルか ら上昇し、デフォルトリスクの高まりを示唆した。

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