62ドル割れの重み、石油関連株が下落-半年ぶり安値で前提水準下回る

国際石油開発帝石ホールディングスや石 油資源開発などの石油株が下落。前日の米国原油先物相場で原油価格が急落し、 各社が今期業績予想の前提としている水準を下回ってきたことから、これまで の収益上乗せ期待が一転して下振れ懸念へと変わりつつある。

午前9時49分現在の株価は、石油資源開発が前日比70円(1.0%)安の 7030円。国際石油開発帝石HDが1万円(1.1%)安の92万5000円。

ニューヨーク商業取引所の原油先物相場10月限は19日、前日比2.14ド ル安の1バレル=61.66ドルと、3月21日以来の安値引け。下落率3.4%は5 月15日以降で最大。米エクセル・フューチャーズのマーク・ワゴナー社長は、 「燃料在庫は増加しており、夏季のドライブシーズンは終了した。また、イラ ンに関する懸念は高まっていない」との見方を示した。

核問題をめぐるイランとの交渉終結を目指し、ブッシュ米大統領は欧州連 合(EU)によるイラン説得に期待感を表明した。また米エネルギー省(DO E)が20日発表する予定の在庫統計では、燃料在庫の増加が見込まれている。

石油資源開発は8月8日に07年3月期の業績予想を上方修正した際、原 油価格の前提を1バレル=60.00ドルから62.25ドルに引き上げた。その時点 で原油価格は76ドル台で推移していたため、業績が上振れるとの期待が強く、 株価は8月10日に8640円まで上昇した。

しかしその後原油価格は急速に下げ、ついに前提数字を割り込んだ。株価 もこれを反映し、8月10日から18%値を下げた。

国際石油開発帝石ホールディングスも原油価格の前提をブレント原油で1 バレル=62.61ドルとしており、逆に業績下ぶれ懸念が台頭しつつある。

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