ユーロ圏のインフレ、08年も「強い」-ウェーバー独連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバ ー、ウェーバー独連銀総裁は16日、ユーロ圏のインフレについて2008年も引 き続き「強い」と述べ、ECBが来年も利上げを継続する可能性を示唆した。

同総裁はシンガポールで英語でのインタビューに応じ、「近い将来、これ まで目にしてきたインフレリスクに対し非常に警戒する必要がある」と語り、 「われわれの金融政策の方向と妥当性について問う必要がある」と言及した。

08年のインフレ状況に対する質問には、「引き続き07年いっぱいと08年 に入ってもかなり強いインフレ動力があるだろう。08年に平均してどういった ことが起こるのか述べるのは非常に難しいが、少なくとも来年初めもインフレ 率が2%を上回るある程度のリスクがあるだろう」と話した。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が15日発表した8月のユーロ 圏12カ国の消費者物価指数確報値は、前年同月比2.3%上昇と7月の2.4%上 昇から伸びが鈍化した。原油相場が過去最高値から下落したことが背景。ただ、 インフレ率はECBの目安(2%をやや下回る水準)を1年7カ月連続で上回 っている。

ウェーバー総裁は、ECBは「非常に注意深く状況の進展を監視する」必 要があると指摘、インフレリスクは「下振れではなく上振れ」の公算が大きい との見方を示した。

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