ロシア:「サハリン2」プロジェクトの一時停止を求め提訴

ロシアは、石油大手ロイヤル・ダッチ・シェ ル主導で進められている石油・天然ガス開発プロジェクト「サハリン2」の一時 停止を求め、モスクワの裁判所に提訴した。同裁判所がロシア天然資源省の主張 を認めれば、「サハリン2」の工事はすべて停止されることになる。

ロシア天然資源省が5日に発表した文書によれば、同省は、「サハリン2」 の事業体サハリン・エナジーがロシアの環境保護規制に違反していると主張して いる。

サハリン・エナジーの広報担当者は、「まだ文書を受け取ったばかりで、コ メントはできない」と述べた。

ロシア関係者は今年5月、シェルやエクソン・モービル、BPは、開発プロ ジェクトにおけるロシア企業の役割を拡大すべきだと語っていた。「サハリン 2」は、ロシアへの外国投資としては最大規模のもののひとつで、サハリン・エ ナジーの資本構成はシェルが55%、三井物産が25%、三菱商事が20%。

天然資源省は、モスクワ裁判所に対し、「サハリン2」プロジェクト開始の 根拠となった2003年調査の取り消しを求めている。天然資源省によれば、裁判 所が同省の主張を認めた場合、「サハリン2」のすべての活動は一時停止され、 再開するためには、新たに政府から認可を受け、環境保護規制を遵守することが 求められる。

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