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クレディスイス:ヘッジ・PE混合の新ファンドを販売-提携も模索へ

スイス金融大手のクレディ・スイス・グルー プは、早ければ月内にもヘッジファンドとプライベート・エクイティ(PE、未 公開株)ファンドを混合した新しい投資商品を投入する。国内証券との提携も視 野に入れ、投資意欲の旺盛な個人富裕層などに販売していく方針だ。販売同社幹 部がブルームバーグ・ニュースとのインタビューで明らかにした。

クレディス・スイスのファンド関連商品部門グローバル責任者のウォルタ ー・ロトンド氏(32)は「いま最も注力している商品の一つは代替投資のハイブ リッドで、プライベート・エクイティとヘッジファンドを混合させた投資商品 だ」と語った。

販売するのは、著名な大手ファンドを含めた10-15のPEファンドに投資す る商品で、このほか、ヘッジファンドを投資対象とする同社のファンド・オブ・ ファンズにも投資する。販売地域や顧客の需要により、債券か投資信託の形で販 売する計画で、個人投資家も購入できるよう、投資単位を小さくする予定だ。日 本の個人富裕層を含めた、世界的な投資家への販売を見込んでいる。

ヘッジファンドやPEファンドといった代替投資の分野では、日本の個人向 けサービスで大きな成長が見込めるともいう。日本での同業務を強化するため、 複数の国内証券・都市銀行と協議を進めており、ファンド商品の供給や販売支援 での提携を模索している。

企業再生などを手がけるPEファンドは、年金基金や銀行といった大手機関 投資家を中心に投資が広がってきた。ここ数年、多くのPEファンドが高い投資 実績を残したことで、個人富裕層などの間でも関心が高まっている。米国のPE ファンドは過去20年間の平均年利回りが13.3%となり、同期間のS&P500種の 平均上昇率11%を上回った。

PEファンドは通常、ファンドを立ち上げから投資案件を確保するまでに数 年を要する。このため、ファンドの投資家には当初数年間、資金を実際には運用 できない期間が生じるという難点がある。この間の運用をヘッジファンドで行う ことにより、「投資家にとって魅力的な高いターゲット利回りを維持することが できるだろう」と、ロトンド氏はみている。

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