米マイクロソフト:幹部900人に業績報酬-制限株約10億ドル相当

ソフトウエア最大手の米マイクロソフトは、 上級幹部900人に対し、業績連動型ボーナスとして合計約10億ドル(約1172 億円)相当の制限株を支給した。

米証券取引委員会(SEC)に31日提出した資料で明らかにしたところに よると、マイクロソフトは制限株3700万株の3分の1を直ちに支給した。ビル・ ゲイツ会長とスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は支給対象に入 っていない。

同社は以前に付与した多くのストックオプション(自社株購入権)の価値 が薄れたことに対応し、主要幹部のつなぎ留めを図るため2003年に報酬体系を 見直していた。2003年に導入された制度は、過去3年間の顧客サービスや基本 ソフト(OS)「「ウィンドウズ」と事務用統合ソフト「オフィス」の利用をど れだけ向上させたかを評価するもの。

今回支給したのは全報酬の3分の1で、残りは今年度と来年度の終了後に 分割して付与する。今回の支給分で計算すると、昨年同社入りしたケビン・タ ーナー最高業務責任者(COO)には540万ドル(約6億3400億円)相当の株 式を付与した。「ウィンドウズ」部門のケビン・ジョンソン共同社長には600万 ドル相当の株式を支給。「オフィス」部門を率いるジェフ・レイクス社長は750 万ドル相当を受け取った。

D.A.デービッドソンのアナリスト、アラン・デービス氏は、株価の不振 を考えると、今回の支給規模について「一部の投資家は困惑するかもしれない」 と述べ、「だが、ウィンドウズとオフィスは同社のドル箱であるため、その業績 に注目するのは理にかなっている」と指摘した。

マイクロソフトの株価は年初来で1.7%下落している。8月31日終値は前 日比10セント安の25.70ドル。

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