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ソニー:ブルーレイ対応レコーダー、国内発売は年内「目標」(2)

ソニーは次世代DVD(デジタル多用途ディ ク)規格として推進する「ブルーレイ・ディスク」対応レコーダー・プレーヤーを 国内で年内に発売することを目指す。同事業を担当するテレビ・ビデオ事業本部の 西谷清副本部長が29日、都内で開催された同規格を支持する各社による共同会見 後に明らかにした。

次世代DVDでは東芝が主導する対抗規格の「HD DVD」プレーヤーを3 月に、レコーダーも7月に発売済み。販売価格はそれぞれ10万円前後と40万円前 後。新規格の普及のカギを握るとされるプレーヤーで、両陣営の商品が出揃い、消 費者の最終判断を仰ぐところまできたことで、規格争いも大詰めを迎えることにな る。

ソニーは北米では10月にプレーヤーを発売予定。西谷副本部長は、日本では 録画機の需要が圧倒的に高いとして、再生機能を備えたレコーダーを投入する考え を示した。国内の発売時期は公表しておらず、この日も年内の発売を「目標にして いる」と述べるにとどめた。

ブルーレイ陣営では、北米では韓国サムスン電子が6月にプレーヤーを発売済 み。価格は1000ドル(約12万円)。日本勢は松下電器産業とパイオニアがソニー より1カ月早い9月に、プレーヤーを投入する計画だ。ブルーレイは現行DVDの 5倍以上、HD DVDは3倍以上の記録容量があり、より高画質・高音質で映像 や音楽を楽しめる。

対応ソフト、まず計75タイトル

この日はウォルト・ディズニー、バイアコム傘下のパラマウトやタイム・ワー ナーなど、コンテンツ各社が、発売予定の対応ソフトを紹介した。ソニー広報セン ターの江藤夏紀氏によると、秋以降、合わせて75タイトルが投入される予定だ。

ワーナーは11月中に「フルメタル・ジャケット」、「逃亡者」など計14タイ トルを投入することを決めた。これは来年3月までに「ダ・ヴィンチ・コード」を 含む約40タイトルを展開するというソニー・ピクチャーズエンタテインメントに 次ぐ作品数となる。

このほかディズニーは11月以降、「南極物語」や「チキン・リトル」、「パ イレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」など12タイトルを年末までに 発売すると発表。パラマウントからは松田優作の遺作となった「ブラック・レイ ン」や最新作が劇場で公開中の「ミッション・インポッシブル」シリーズの記念版 など6タイトルの発売が決まっている。

西谷副本部長は「プレーヤーだけでなく、ソフト会社の協力なくしては、新し い規格は立ち上がらない」と述べ、映画や音楽ソフトの重要性を強調した。

プレーヤーを先行して発売した東芝陣営は、HD DVD対応ソフトが国内で 年内に100-150タイトル揃う見通しだとしていた。西谷副本部長は「75タイトル あっても一度に見られるものではない」として、初期のタイトル数が競合他社に及 ばないことは大きな問題ではないとの見方を示した。

米調査会社アイサプライは、次世代DVDのハードウエアの世界市場(パソコ ンやゲーム機を含む)が2006年の80万台から07年に620万台、2010年には4600 万台に拡大すると予測している。現行DVDのプレーヤーおよびレコーダーの世界 市場は08年の1億6390万台をピークに、減少に転じる見通しという。06年の現 行DVDの市場規模は1億5540万台と見込む。

ソニーの株価終値は前日比30円(0.6%)高の5000円。

--共同取材:Young-Sam Cho、松山かの子 Editor : murotani

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