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【個別銘柄】アコム、鉄鋼、ソニー、みずほF、ニチレイ、NECエレ

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

アコム(8572):4.3%安の5400円と急反落。違法融資の疑いで金融庁が再 検査する方針と23日付の朝日新聞朝刊が報じた。事実ならば企業イメージの低 下などで今後の営業に影響を与えると警戒された。プロミス(8574)も1.3%安 の5500円、アイフル(8515)も0.8%安の4920円と他の消費者金融株も連れ安。

鉄鋼:TOPIX鉄鋼株指数は0.3%高の1144.06ポイントと小動き。新日 本製鉄(5401)が朝方に15年ぶり高値の494円を付けるなど、チャート上は高 値を切り上げているが、新日鉄の終日出来高が9218万株と22日の1億1300万 株を下回った。相場全体が「現在の水準からさらに上値を追うには買い材料がな い」(みずほ証券エクイティ調査部の熊谷五郎シニアストラテジスト)影響も。

ソニー(6758):0.2%安の5250円で終了、終日、過去半年間の単純平均 (5261円)付近で張り付いた。エレクトロニクス事業の足元での利益改善を支 えに株価は上昇してきたものの、秋に発売を予定しているプレイステーション (PS)3の先行きについては不透明感もあり、積極的に上値を追う動きは限定 的だ。三菱UFJ証券の石野雅彦アナリストはPS3の販売台数予想を300万台 と設定、従来の600万円から大幅に減らした。

みずほフィナンシャルグループ(8411):0.2%安の97万円と小動き。傘下 のみずほ証券が05年12月8日に犯したジェイコム株の誤発注問題に関連して東 京証券取引所に404億円の損害賠償を求めたことが明らかになった。業界関係者 は「法廷で白黒はっきりつけて責任の所在を明らかにすることが再発防止に役立 つ」(コマツ・ポーフォリオ・アドバイザーズの小松徹代表取締役)。

ニチレイ(2871):1.7%高の658円と3日続伸。一時666円まで買われ、 6営業日ぶりに年初来高値を更新した。666円という株価水準は1996年12月以 来、約9年半ぶり。冷蔵倉庫の稼働率が向上しているため、安定的な収益拡大が 可能とみられた。4-6月期の稼働率は40.3%で、過去2年と比較して良い。

NECエレクトロニクス(6723):4.6%高の3830円。足元の半導体市況の 堅調さを背景に、受注や売上高の拡大という業績回復に向けて動きだしたとの認 識が広がり始めている。ドイツ証券は22日付で、NECエレの投資判断を従来 の「売り」から「中立」に格上げ、目標株価を3550円と設定し直した。

シマノ(7309):売り気配で始まり、一時は10%超の値下がりを演じた。 終値は6.2%安の3340円。海外の自転車部品需要の調整が長引いているところ に天候不順が加わり、主力の自転車部品の売り上げが低迷。中間期利益が計画に 届かなかった。業績不振を受けて失望売りが広がった。

芙蓉総合リース(8424):5.6%安の3740円。最大で発行済み株式総数の 10%にあたる300万株を売り出すことが明らかになり、株式需給の悪化が懸念さ れた。丸紅など4株主が計265万株の株式売り出しを実施、売り出し価格は31 日から9月6日までの間に決定される。

西友(8268):0.9%安の222円と反落。終日マイナス圏で推移した。営業時 間の拡大などで来店客数を増やすような施策をとったが、会社側の目標を下回り、 2006年6月中間期の最終損益は540億円の赤字となった。業績低迷を受けて売 りが先行したほか、ウォルマート流の「エブリデー・ロー・プライス(EDL P:毎日が安売り)」が日本で浸透できるのかを見極めたいという向きも多い。

芝浦電子(6957):4.5%安の2340円と3日ぶりに反落。温度センサーであ る主力のサーミスタが空調機器や家電製品などの需要増で伸びており、好業績期 待を背景に昨日には年初来高値2450円を付けていた。ただ、RSI(株価相対 力指数)が73%となるなどテクニカル指標での過熱観が強まったことで、四半 期業績の開示をきっかけに売り圧力が高まった。

東燃ゼネラル石油(5012):0.5%安の1102円。石油製品販売量の減少と原 油在庫の評価益の縮小で6月中間期の連結純利益は前年同期比32%減の101億 円と低迷した。ただ配当利回りが3%を超えている事情もあり、チャート上の下 値抵抗線である1100円を維持した。

東京建物(8804):1.6%安の1347円と反落。錦糸町の大型分譲マンションを 売り上げに計上、2006年6月中間期の連結純利益は前年同期比4.0倍の141億 円に膨らんだ。会社側が通期業績予想を据え置いたため、年初来高値(1445 円)圏にある今の水準から更に買い上げるほどの好材料ではないとみられた。ド イツ証券は目標株価1400円をほぼ達成したとして投資判断を「買い」から「中 立」に格下げ。

メガネトップ(7541):14%高の1595円ストップ高で約15万株の比例配分。 280万株の買い注文を残した。眼鏡業界の競争が激化するなか、同社は顧客の心 をつかむ営業政策が奏功して来店客数が増加。4-6月期(第1四半期)の利益 が期初に立てた9月中間期計画の2倍に膨らみ、通期予想を大幅上方修正した。 業績回復が予想以上に速いことと、割安な株価指標に着目した買いが入った。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC:4756):12%高の1309円 と大幅高。利益貢献度が高いレンタル事業で着実に会員数が伸びており、4-6 月期の連結経常利益は2.5%増の34億円と順調。カードやインターネット事業 など周辺事業も利益を伸ばしており、出店費用などがなくなる第2四半期以降の 業績の伸びに期待が高まった。

西日本シティ銀行(8327):6.9%高の586円と大幅続伸。一時604円を付 け、約4カ月ぶりの高値水準に戻す。公的資金返済による株式希薄化の減少や、 与信費用の低下により、利益が増加しやすい体質になってきたとの評価があった。 メリルリンチ日本証券は22日付で、投資評価「買い」で新規に調査を開始。

川辺(8123):夏の全国高校野球選手権大会で優勝した早稲田実業の斎藤佑 樹投手がマウンド上で青いハンカチで汗をぬぐっていたことから、ハンカチ事業 の売上構成比が8割に達する同社株に業績拡大を期待する向きから思惑買いが入 った。23日付の東京新聞朝刊は、「都内の百貨店で青いハンカチについての問 い合わせが相次いでいる」と報道。

昭和真空(6384):終値は2.9%高の1250円。一時8.6%高の1320円まで 買われたほか、出来高も12万株と1年3カ月ぶりの高水準に達した。携帯電話 端末向けの水晶デバイスが好調、22日付で07年3月通期の連結経常利益予想を 4億円から6億1400万円に増額修正した。

住友金属鉱山(5713):1.6%高の1732円。一時1750円まで買われ、4月の 年初来高値1790円水準に接近した。4-6月期業績の好調と高水準の資源価格 から業績増額期待が高まっている。来年度から始まる中期経営計画でニッケルを 6割増産する方針も明らかになり、好材料視された。

同和鉱業(5714):0.6%高の1141円。一時1146円を付け、3カ月ぶりの 高値圏に値を戻した。国際銅価格の反発傾向などを受け、同社株は月初から前日 まで10%超上昇していたが、この日は自動車業界向け熱処理ビジネスの拡大方 針という材料も新たに加わり、上値を試した。

富山化学工業(4518):3.6%高の730円と反発、一時は6.7%高の752円 まで上げる場面もあった。鳥インフルエンザにも一定の効果があるとの学会研究 も提出された抗ウイルス剤「T-705」について、将来性を期待する向きから買 いが入った。22日は抗菌剤「T-3811」の導出先、米シェリング・プラウ社が新 薬承認申請を取り下げたことを受けて売り注文が殺到。ストップ安比例配分で 1000万株超の売り注文を残していた。

ライトオン(7445):5.5%高の3830円と大幅高。天候不順による販売低迷 が続いていたが、8月に入って天候が回復、既存店売上高が前年同月比4.6%増 と6カ月ぶりのプラスとなった。今期業績に対する不安が後退、株価は6月中旬 の水準まで戻した。

サカイ引越センター(9039):一時3070円まで上昇し、約7カ月ぶりの高 値水準となった。「安さ」をアピールする事業戦略を転換、品質を前面に打ち出 した。件数増加と単価上昇を受けて会社側は22日、07年3月通期の単独経常利 益予想を39億円から45億円に増額修正したが、市場では「下期経常利益が修正 前より減少したことは会社側が保守的に見積もった」(いちよし証券の林晃弘ア ナリスト)との声があがり、上振れが可能だとみられた。

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