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王子紙の篠田社長:第四銀は北越紙株を手放さない-小島頭取会談(4)

北越製紙に敵対的買収を仕掛けている王子製紙 の篠田和久社長は17日に新潟県を訪れ、北越紙大株主である第四銀行の小島国人頭 取と会談した。会談後に篠田社長は記者団に対して「第四銀頭取は銀行として方針 を変更しないと述べており、北越紙株は手放さないと理解している」と語った。

王子紙の篠田社長は小島頭取とのトップ会談で、王子紙と北越紙との統合効果 を説明、保有している北越紙株を売って欲しいと要請したもよう。これに対して小 島頭取は保有株を売る意思がないことを表明した形だ。

この点について第四銀自身も小島頭取のコメントを発表した。「王子紙の提案 は報道などを通じかねてより検討しており、改めて詳細の説明をいただいたが現段 階ではわれわれの考え方に変更はない」としている。

篠田社長はまた、北越紙へのTOB成立は苦しいかとの記者団の質問に対して 「そう思っている」とも述べ、北越紙買収が難しくなっている現状を示した。北越 紙筆頭株主の三菱商事と会談をしたのかとの問いについては「現時点では話してい ない」と語った。

篠田社長は引き続き、新潟県の泉田裕彦知事と新潟市の篠田昭市長と相次いで 会談した。泉田知事は記者団に対して会談後、王子紙から北越紙と共同持ち株会社 を作りたいとの説明があったと述べた。同時に「地域への説明のない敵対的TOB は不安になる」と王子紙の行為を批判した。また、篠田市長は「当面は北越紙を支 援する気持ちに変わりはない」と語った。

篠田社長は18日には北越紙大株主である北越銀行の野崎国昭頭取とも会談する 予定。この場でも北越紙との統合の効果を説明するもようだ。

北越紙の三輪正明社長は10日、小島頭取と会談して株式の継続保有を要請した。 小島頭取は同日、「北越紙の説明は十分理解でき地域経済にとっても望ましい。北 越紙の意向を十分尊重したい」と株式を売却する意思がないことを示していた。

王子紙は北越紙に経営統合協議を3月に打診、7月には会社として正式に統合 を提案した。8月に入り敵対的TOB(株式公開買い付け)を強行して、現在1株 800円で北越紙を買い取り、保有株を最低で過半数にすることを目指している。

これに対して日本製紙グループ本社がTOB阻止を狙って北越紙株を購入して いる。この日本紙Gや三菱商事など北越紙株を売却しない株主が多く、王子紙TO Bは成立が微妙になっている。

北越紙株の終値は、前日比8円(1.0%)安の814円。

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