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【個別銘柄】新日鉄、証券株、新生銀、東芝、アルバック、コナカなど

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

新日本製鉄(5401):3.0%高の484円で終了。一時485円まで買われ、1991 年5月以来、15年ぶりの高値圏に値を戻した。米国経済のソフトランディング (軟着陸)を予想する向きが増え、世界的な景気拡大と鉄鋼需要の高止まりが続 くとみられた。住友金(5405)は5.4%高の485円で終了。上昇率は年初来2番 目(1位は2月21日の6.07%)。

証券株:TOPIX証券株指数が一時1004.27ポイントまで上昇、取引時間 中としては6月5日以来の大台を回復した。TOPIXが16日に200日移動平 均線を上回るなど、日本株市場は先高観を強めており、証券会社の収益拡大期待 につながった。野村(8604)は2.0%高の2250円、大和(8601)が4.5%高の1469 円、日興(8603)が0.6%高の1534円。

新生銀行(8303):1.9%安の739円。午前の取引では一時3.6%安まであっ た。17日朝の東証ToSTNeT-2で整理回収機構が保有する同社普通株2億 3万3000株を買い取る予定だったが、87.5%に相当する約1億7500万株の取得 にとどまり、いったんは売り圧力が高まった。新生銀は「潜在株式調整後発行済 み株式数を少なくとも5-6%減少させる」(ポルテ社長)方針。しかし今回の 公的資金返済に伴う買い取りは10%減少させることになり、この日取得した一 部が再度市場に出てくるとの警戒感もある。

東芝(6502):2.5%高の786円と8営業日続伸。半導体事業の好調が継続、 生産効率の向上により、7-9月期の同事業営業利益が会社想定線に届くことも 可能との見方が出ていた。週足チャートは「3月下旬以来の『三角持ち合い』が 上放れた」(コスモ証券エクイティ部の清水三津雄テクニカルアナリスト)形状 で、先高観も強まった。

アルバック(6728):15%高の3870円ストップ高で比例配分。223万株の 買い注文を残した。液晶パネル価格の下落基調が強まり、パネルメーカーの設備 投資が先送りされるとの観測が7月上旬以降広がっていたが、会社側の強気の今 期計画見通しが発表され、市場の過度の悲観論が後退した。競争勝ち残りのため、 パネルメーカーの設備投資は今後も高水準が続くとして、買い安心感が広がった。

コナカ(7494):0.5%高の1703円。一時4.7%高を付ける場面もあった。 資本・業務提携を結んでいるフタタ(9879)に対し、株式交換などを用いた経営 統合を提案した。同じく株式公開買い付け(TOB)による統合を打診している AOKIホールディングス(8214)に対抗したもので、本業強化による収益改善 をうたったコナカの提案をフタタが受け入れるとの見方が強まった。AOKIは

3.2%安の2095円、フタタは0.1%高の736円。

バルス(2738):14%高の12万4000円と急騰。東証1部上昇率ランキング で2位。今年5月末以来の高水準に回復した。会社側は、「何も発表しておらず、 急騰するような材料はない」(経営企画室の吉岡誠一氏)と述べているが、内需 拡大を期待した向きから小売株に資金が入っているようだ。同社はインテリア家 具店「フランフラン」を展開。

セプテーニ(4293):2.1%高の14万7000円と4日続伸。株価は一時、13% 以上の大幅上昇を見せ、5月中旬以来の高値を付けた。05年10月-06年6月の 第3四半期決算で、主力のインターネット広告事業が順調に拡大していることが 確認され、業績の成長期待が高まった。出来高は6663株と前日の822株を大き く上回り、売買は人気化した。

リゾートトラスト(4681):4.1%高の3270円。主力の会員制ホテル事業を 拡充するため、2008年度以降の5年間で2500億円の投資を行うとの日本経済新 聞朝刊を受けた。ホテル建設や用地取得のために積極的に投資しようという会社 側の姿勢をみて、成長期待が強まった。ドイツ証券は投資判断「BUY(買 い)」と目標株価4600円を提示中。

淀川製鋼所(5451):4.1%高の664円と3日ぶり反発。輸出を中心に建築 向け資材が回復しており、足元は期初計画に比べ落ち込みが軽減される状況とな っている。公約配当性向50%を掲げていることから、足元の堅調さから今期配 当の増配期待が高まった。この日終値で算出した配当利回りは1.66%。

アサツー ディ・ケイ(9747):3.4%高の4010円。一時4090円まで買わ れ、5月11日以来、3カ月ぶりの高値圏に戻す場面もあった。広告業界内の競 争が激しくなるなか、金融収支の改善などで6月中間期の経常利益が計画を上回 った。2006年12月通期の業績予想は据え置かれたが、上乗せ期待が高まった。

ピジョン(7956):0.1%高の1956円。一時1995円まで上げ、99年9月以 来、約7年ぶりの高値をつけた。主力の育児用品事業が急回復していることから、 7月中間決算での上方修正期待が高まっている。国内は少子化の影響が避けられ ないものの、中国などでの海外展開も順調に進んでいることから成長株としての 見直し余地もあるという。

クリヤマ(3355):一時5.2%高の689円まで上昇、連日で上場来高値を更新 した。05年に買収した北米子会社が手掛ける塗装工向け産業用ホースの売り上 げが伸びており、海外事業をけん引。国内事業も建機メーカーや船舶メーカー向 けの資材などが好調で、業績上振れ期待が強い。同社は18日午後3時に中間決 算を公表、通期予想の修正を行う。終値は2.8%高の673円だった。

カルソニックカンセイ(7248):6.5%高の725円。日産自の販売低迷の余 波で、四半期業績の減収減益が確認された8日以降、下値を探る動きが続き、16 日には年初来安値(651円)を更新。ただ、市場で予想されるPBR(株価純資産 倍率)1倍の水準を割り込んでいたほか、新車投入が始まる下期以降の業績改善 を見込む声があり、個人や証券自己など小口資金を中心に反発狙いの買いが先行。

オリコン(4800):5.4%安の8万7000円。着うたの普及によって採算の良 い着メロ事業が低迷、新事業における先行投資負担を吸収できない収益状況に陥 っている。新興市場では、新規事業が失敗に終わるケースも少なくないとの見方 が根強く、将来的な事業の評価より現在の収益悪化のほうが警戒された。

ソーテック(6829):2.9%安の4万2200円と下落。パソコン販売の不振で 4-6月期(第1四半期)は1億7600万円の営業赤字に転落した。低価格以外、 製品に特徴がなく、シェア低下に歯止めがかからないと、黒字転換は来期以降に なるとの見方が出ていた。

ソフィアシステムズ(6942):4.2%安の254円と反落。自社ブランド製品 の売り上げ低調で利益率が低下、07年3月通期の連結経常利益予想を3.8億円 から2.1億円に減額修正した。足元の収益悪化を警戒する売りが続いた。一目均 衡表チャートでは転換線が基準線を下抜け、弱気局面入りを示すシグナルが発現。

菱食(7451):1.0%安の3030円と反落。競争激化に伴う利益率の低下や物 流センター稼動に伴う償却負担の増加などで2006年6月中間期の連結営業利益 は前年同期比62%減の11億円と低迷した。営業利益率は0.2%。「メーカーの 供給過剰と小売りのオーバーストア状況が続き、事業環境が厳しい」(経営企画 室の徳田良久IR担当)と言う。

ゴメス・コンサルティング(3813):午後零時50分ごろ180万円で初値が 付いた。同社株は16日に大証ヘラクレスに新規上場。1日目は買い注文が売り 注文を大幅に上回り、結局買い気配のまま終了していた。公募価格は51万円。 同社はモーニングスター(4765)の連結子会社で、インターネット上で企業のウ ェブサイトを評価し、その情報をネット上で提供している。

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