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【個別銘柄】任天堂、菱地所、消費者金融、サイバー、商船三井、三城

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

任天堂(7974):2.7%高の2万2810円で高値引け。2002年1月以来、約 4年半ぶりの高値水準を回復。ゲーム・コントローラーを使いこなせない人でも 気軽にゲームが楽しめるようにしたいとの思いから、『脳を鍛えるトレーニン グ』や次世代機『wii(ウィー)』向けのダイエット関連ソフトなどを開発・ 展開、新しい顧客層の開拓を続けている。チャーチストからは、「いま最強のチ ャート」(山丸証券投資情報部の長森伸行テクニカルアナリスト)との指摘も。

三菱地所(8802):0.2%高の2480円。不動産経済研究所(東京都新宿区) が午後1時に発表したマンション市場動向によると、首都圏で7月に販売された マンションは前年同月比3.6%増の7124戸で、4カ月ぶりに前年を上回った。 一段の業績好転を期待する買いがマンション関連銘柄に入った。TOPIX不動 産業指数は0.6%高の1709.28ポイント。

アコム(8572)など消費者金融株:15日付の日本経済新聞朝刊は、金融庁 が貸金業規制法の改正について特例措置を認める方向で検討入りしたと報道。貸 付額50万円以下で返済期間1年以内には金利の上乗せを認めるという案が浮上 しているという。岡三証券の服部実アナリストは、「悪い話ではないが、具体的 な内容が見えない」と指摘、現時点では評価は下せないとしていた。アコムは

2.8%高の5590円、OMCカード(8258)は15%高の1390円。

GMOインターネット(9449):2.9%高の1331円と5日続伸。主力のイン ターネットメディア事業が黒字に転じたことなどを受け、本業が順調に成長して いることを評価した買いが入った。また、上限金利の引き下げ報道を受け、実現 すれば、インターネット金融事業に追い風になるとの見方も広がったようだ。

サイバーエージェント(4751):13%高の16万9000円と大幅高。同社が大 株主を務めているミクシィ(2121)が東証マザーズに上場することが決まり、上 場に伴う保有株の売却益や評価益が膨らむとの見方が広がった。市場では「サイ バーは上場後の株高に伴う含み益増大の恩恵も受けるだろう」(水戸証券投資情 報部の岩崎利昭課長)とみられていた。

富山化学工業(4518)やダイワボウ(3107):米ミシガン州で鳥インフルエ ンザウイルスが検出されたほか、新彊ウイグル自治区で62歳の男性がH5N1 型に感染し、死亡したとのニュースが伝わり、個人投資家を中心に積極的に売買 する動きが広がった。感染症治療薬を開発中の富山化は8.1%高の805円、抗ウ イルス不織布を有するダイワボウは14%高の411円で東証1部上昇率2位。

商船三井(9104):午後の取引で一段安となり、2.9%安の808円で取引を 終了。東部インド洋上でタンカーから原油が流出したと伝わり、売り注文が膨ら んだ。遭難船の救助作業中に接触事故を起こしたといい、最大4500トンの原油 が流出した可能性がある。積み荷やタンカーには保険がかけられているが、損失 などへの警戒感が先行した。

三城(7455):一時は7.7%安の2225円まで売り込まれた。出来高は66万 3200株で、5月23日に次ぐ年初来2番目の高水準。国内眼鏡市場の低落傾向に 加え、競合激化などで既存店売上高の不振が続いている。14日公表の4-6月 期連結営業利益が前年同期比24%減の22億円と、事前の会社想定を大きく下回 ったため、失望売りを誘った。終値は少し戻して5.4%安の2280円。

フタタ(9879):4.2%高の825円で終了。二田孝文社長が14日の記者会見 で、AOKIホールディングスかコナカの「どちらかの子会社になるのも重要な 選択肢だ」と発言したと伝わり、事実上、自主独立経営への固執は断念したと受 け止められた。プリモ・リサーチ・ジャパン代表の鈴木孝之氏は、紳士服チェー ン業界はすでに「青山商事とAOKIの2極寡占化構造にある」と分析、「コナ カの傘下で一定の時間を過ごして再々編を待つより、AOKIの傘下に入った方 が賢明」とみていた。

松下電器産業(6752):0.4%安の2395円と小動き。海外の製造拠点の効率 性を高めるため、撤退する基準を新たに導入することが明らかになり、プラスの 評価を受けた。山丸証券投資情報部の長森伸行テクニカルアナリストは、松下電 産株が今週中に7月31日の高値、2425円を上抜けることができるかどうかに注 目。「超えれば、7月18日を起点にした上げが延長される形になる。出直り型 のチャートが出来る」と述べていた。

アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)など半導体関連株:パ ソコンや携帯電話の市場拡大などに伴い、半導体需要が伸長。国際半導体製造装 置材料協会が発表した6月の世界の半導体製造装置販売額(暫定値)は、前年同 月比50%増の39億8700万ドル、前月比でも65%増えた。業績面への安心感が 高まった。アドテストは1.3%高の1万1000円、東京エレは0.5%高の7470円。

東京電力(9501):1.0%高の3160円。首都圏の約140万世帯に影響を及ぼ した14日午前の大規模停電から約1日経過。旧江戸川をまたぐ形で架かってい る送電線に航行中のクレーン船が接触したことが停電の原因とされ、東電を相手 取った損害賠償請求は起こり得ないとの安心感が浮上した。補償費用などで業績 が下ぶれするリスクは回避できたとみられている。

三陽商会(8011):4.6%高の758円。一時782円まで上昇し、約1カ月ぶ りの高値水準を回復。春物衣料が堅調に伸びた上、主力ブランドの回復などから 売り上げは改善歩調をたどっており、6月中間決算で業績が上方修正されるとの 期待が高まった。割高だったPER(株価収益率)が4月以降の株価下落で業界 平均以下の18倍前後まで調整されたとの見方も上昇に拍車をかけた。

カブドットコム証券(8703):7.7%高の19万5000円と大幅高。信用取引 で徴収する手数料を引き下げると発表。信用口座数の増加につながり、収益を押 し上げると受け止められた。10月1日からの新料金体系は約定代金50万円以下 で新規・返済とも483円で、最大49%の値下げ率に。

ダヴィンチ・アドバイザーズ(4314):一時5.1%高の12万3000円まで上 昇し、6月半ば以来の高水準に回復する場面もみられた。「1兆円ファンド」の 運用が好調で、管理手数料などが好調に増加しており、06年12月通期の業績に 対する上振れ期待が高まった。株価は業界平均と比較して割安感があり、買い安 心感が広がりやすかった面もある。終値は変わらずの11万7000円。

新日本科学(2395):午後の取引で急伸。株価は一時、18%以上の上昇とな り、5月中旬以来の高値圏に達した。医薬品開発のアウトソーシングの流れが高 まる中、大手製薬会社からの受注などが好調に推移したことから、4-6月(第 1四半期)の業績は大幅な増収増益となった。通期経常益予想に対する進ちょく 率は48%に達し、上方修正期待が高まった。

アウトソーシング(2427):9.2%安の4万9100円ストップ安(値幅制限い っぱいの下落)で44株の比例配分。3600株超の売り注文を残した。従来の低賃 金の派遣ビジネスモデルを転換するため、専門性の高い医薬品事業などの新規分 野に参入。先行投資の負担増などから06年12月通期の業績予想を大幅に下方修 正、成長戦略に対して懐疑的な見方が広がった。

アドバンスクリエイト(8798):6.5%安の20万2000円で終了。7月以降 売上高が計画をやや下回って推移していくとみて、2006年9月期の業績予想を 下方修正した。保険募集に伴う費用を下期以降の契約獲得などで回収し、大幅増 益を達成すると期待していた投資家の間で失望感が広がった。

京成電鉄(9009):1.5%安の676円と6営業日ぶりに反落。14日に発表さ れた4-6月期業績では、ほぼ期初計画通りの収益動向を確認。前日まで、東証 陸運株指数の中では急騰ぶりが目立っていたため、目先の重要材料の通過で売り 圧力に押された。ただ、沿線人口の増加や成田空港利用者の回復で、鉄道収入は 前年比プラスで推移し、本業堅調さを背景に下落率も最大2.0%と限定された。

東洋水産(2875):3.2%安の1805円と3日続落。小麦価格の上昇に伴い、 北米即席めん事業の採算が悪化するとの懸念が強まった。メリルリンチ日本証券 は14日付で同社株の投資判断を「買い」から「中立」に1段階引き下げた。

篠崎屋(2926):1.7%安の4万5900円と4日続落。05年10月-06年6月 (第3四半期)の業績開示では、量産体制に備えるための先行投資費用の負担な どの影響から、利益率の低下傾向が判明した。将来に向けた事業戦略に対する弱 気の見方から、売り注文が優勢となった。

ソフトバンク(9984):4.3%安の2345円で安値引け。日経平均株価の上昇 を抑える格好となった。8月8日以降の5営業日で累計305円の上昇を果たした 後だっただけに戻り売り圧力も高かった。三菱UFJ証券は投資判断「4(売 り)」でカバーを開始。通信事業の価値を割引キャッシュフロー法で、それ以外 の事業は含み益を積み上げ法で計測、適正株価は1870円になるとした。

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