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北越紙株は下落、買収防衛策発動か-事態こう着予想し様子見ムード

製紙業界6位の北越製紙の株価が安い。一 時は前日比4.1%安の820円まで下落した。北越紙の監査役らで構成する第三者 機関が8日、王子製紙による株式公開買い付け(TOB)を受けて、買収防衛 策を発動するよう勧告した。仮に防衛策が発動されれば法廷闘争になる公算が 高く、事態がこう着するとみられた。

午前10時15分現在の株価は前日比23円(2.7%)安の832円で、出来高 は33万6000株。取引開始後75分間の出来高を比較すると、王子紙がTOBを 始めた今月2日以降では最低だった。過去5営業日の出来高の平均は234万株 だった。

丸三証券投資情報部の牛尾貴課長は「日本製紙グループ本社が北越紙株式 の買い取りを終了したと発表してしまった上、王子紙がこの状況下でTOB価 格を引き上げるとも考えにくい。思惑で860円というところまで北越紙株も上 昇したが、事態が混沌とすることを見越して、売り買い共に低調となっている」 とみている。

北越紙の争奪戦に絡む企業の株価は、王子紙が同0.9%安の676円、日本紙 Gが同0.5%安の42万1000円、三菱製紙が同1.9%安の254円、三菱商事が同

0.6%安の2380円。

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