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【個別銘柄】三菱マテ、藤和不、ハウス食、日水、日マクド、芝浦メカ

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

三菱マテリアル(5711):2.1%高の486円と6日続伸。銅、セメント、電 子材料などの主力事業が好調であるほか、不振が予想されていたアルミも営業利 益ベースで前年同期比横ばいと踏ん張り、業績の上振れ期待が高まった。UBS 証券は目標株価720円と投資判断「BUY(買い)」を継続。

藤和不動産(8834):午後の取引で急騰。終値は12%高の599円で東証1 部上昇率ランキング2位。マンション事業の好調に加え、営業外収益の改善で、 2007年3月通期の連結経常利益予想を上方修正。三菱地所の傘下で着実に経営 再建が進んでいるとの印象を深め、買い注文が集まった。

ハウス食品(2810):3.8%高の1788円と大幅続伸。健康食品ブームに乗っ て「ウコンの力」や「六甲のおいしい水」といった健康食品・飲料が売り上げを 伸ばし、4-6月期の連結営業利益は前年同期比2.8倍の16億円に増大した。 『ギャバンチップス』など06年3月期から強化してきた新製品の寄与に加え、 コスト削減の効果が表面化、売上高原価率が1ポイント低下した。

日本水産(1332):6.3%高の638円。一時642円まで買い進まれ、年初来 高値を更新した。国内や北米で食品事業が好調、4-6月期は大幅な9%増収の 64%営業増益となった。世界的に魚肉嗜好が高まる中で、中期的な収益拡大への 期待があらためて広がった。

日本マクドナルドHD(2702):1.0%高の1848円と4日ぶりに反発。一時 1858円まで上げ、7月14日以来、3週間ぶりの水準に回復した。高価格新商品 を投入、「100円マック」のイメージから徐々に脱却している。価格戦略が奏功 し、低迷していた客単価が回復。着実に業績が回復している点が評価された。

エービーシー・マート(2670):5.1%高の2585円。7月の既存店売上高が 4カ月ぶりにプラス転換したため、保守的に組んだ07年2月期の会社業績計画 を上回る可能性があるとの見方が出ている。増収増益率の大幅な鈍化に失望する 形で株価は年初来安値圏で低迷していたため、見直し余地が大きいとみた向きか ら買いが入った。

ビー・アール・サーティワン アイスクリーム(2268):2.9%高の2660円。 今期計画していた新規出店のペースが前倒しで進んだほか、個人消費の回復の恩 恵などを受け、既存店売上高が前年同期比5%増となった。市場では「同社のア イスクリームは価格帯が少し高いため、最近の消費者動向の流れにあっている」 (東洋証券情報部の大塚竜太ストラテジスト)との声も。

合同製鐵(5410):4.8%高の671円と8営業日続伸。4-6月期業績は鉄 くず価格の上昇が響いて減益となったものの、通期計画に対しては順調な進ちょ く状況が確認された。ドイツ証券では目標株価720円で投資判断「買い」と引き 上げ、安心感が広まった。

理想科学工業(6413):6.6%高の1993円で終了。出来高は14万株で、05 年8月末以来の高水準。この日は買い気配でスタート、午前9時30分すぎに 2100円で寄り付いた。2100円は4月半ばから5月半ばまでのボックス相場の水 準。国内のインクジェット事業が順調に推移しているほか、為替差益も貢献し、 今期業績の上振れ期待が高まった。

第一中央汽船(9132):午後2時に4-6月期の連結業績を開示、その後買 い注文が膨らんだ。外航不定期船が好調に推移、07年3月期の連結経常利益予 想を66億円から76億円に上方修正したが、下半期予想は据え置いており、一段 の増額も期待できるとの見方が広がった。船舶燃料価格の高騰などでコンテナ船 の採算が悪化し、業績予想を下方修正した川崎汽船など大手海運と対照的。

日本無線(6751):1.0%高の298円。前期に子会社を売却した反動を受け、 今期は大幅減収の見通し。中国の好況を背景に船舶向けレーダーなどが好調に推 移、ナンバーポータビリティー(番号継続)制度の導入を控え、携帯電話基地局 用アンプも増えている。07年3月期の連結経常利益予想は前期比2倍増の26億 円。計画をクリアできれば7期ぶりに復配する考え。

芝浦メカトロニクス(6590):11%安の787円ストップ安で13万7000株の 比例配分。370万株超の売り注文を残した。携帯電話や大型液晶テレビなどデジ タル家電の販売が好調にもかかわらず、4-6月期業績は減収営業赤字とさえな かった。液晶テレビの店頭販売価格の下落を受け、採算が悪化しているという。

大塚商会(4768):9.3%安の1万1880円と大幅反落。一時は1万1750円 まで売り込まれ、2000年12月21日(13.4%)以来の下落率を記録した。中小 企業を中心にシステム構築事業が伸長、業績は会社計画通り拡大しているものの、 株価収益率(PER)が30倍前後と同業他社と比べて若干高く、警戒した売り に押された。

住友ベークライト(4203):午後1時過ぎに4-6月期の業績内容が開示さ れると、売りが膨らんだ。終値は6.6%安の947円で、東証1部下落率ランキン グで4位。主力の半導体封止材は環境対応型製品の伸長により堅調だが、06年 9月中間期と07年3月期の業績予想が据え置かれたこともあり、薄商いのなか 売りに押された。

福山通運(9075):5.6%安の389円。原油高騰による燃料費増大に加え、 駐車問題への対策費もありコスト負担が高まった。07年3月期の連結純損益予 想を22億円の黒字から29億円の赤字に下方修正した。クレディ・スイス証券は 投資判断を「Neutral(中立)」から「Underperform(売り)」に引き下げ。

商船三井(9104):1.6%安の736円。コンテナ船の荷動きは堅調だったが、 燃料油価格の上昇や運賃低下でコンテナ船事業の採算が悪化、4-6月期の連結 経常利益は前年同期比28%減の354億円となった。通期利益予想も下方修正し、 収益環境の厳しさが再認識された。

SBIホールディングス(8473):2.1%安の4万2750円。ソフトバンクグ ループ(9984)の議決権保有比率が19.1%からゼロ%に低下したことを受けて、 将来的に「ソフトバンク」ブランドとは距離を置くのではないかとみられたもよ う。会社側では「資本関係は切れるが、業務面ではむしろこれから関係が緊密に なっていく。モバイル・コンテンツの充実などで関係を強化していきたい」(コ ーポレート・コミュニケーション部の大前和徳部長)とコメント。

船井総合研究所(9757):6営業日ぶりに反落、終値は3.0%安の717円と なった。投資先企業の株式公開が延期された影響で、06年6月中間期の連結純 利益は前年同期比64%減の4億8800万円にとどまる見込み。従来予想に比べ 43%低い水準。主力のコンサルタント事業についても、想定より利益が減少して おり、警戒感が強い。

ピーシーデポコーポレーション(7618):午前9時30分以降、じりじりと 値を下げた。終値は4.1%安の4万5550円。元社員が同社の株式分割に関する 情報を事前に入手し、関連銘柄の株式を購入したとして、インサイダー取引容疑 で告発された。

カシオマイクロニクス(6760)18%安の1235円と急落。一時ストップ安と なる場面もみられた。大型液晶向け金BUMPの受託加工の低迷などから、06 年9月中間期と07年3月通期の業績計画を大幅下方修正、収益の先行き不安が 高まった。ジャスダック市場の下落率1位で、年初来安値を更新。

THK(6481):3.8%安の2810円。エレクトロニクス産業向けなど内需向 け月次受注の伸びが鈍化、業績もこれを反映して先細っていくとの不安が高まっ た。同社の単独月次受注は、5月が前年同月比19%増、6月が13%増、7月が

10.5%増。UBS証券が投資判断を引き下げたことで、株価の反発力は鈍いとの 見方が強まったことも、下げを大きくした。

北越製紙(3865):2.0%高の830円。業界トップの王子製紙(3861)が北 越紙の経営統合を目指して1株当たり800円で株式公開買い付け(TOB)を2 日から実施している。業界2位の日本製紙グループ(3893)がTOBを妨害するた めに、北越紙株を取得する方針を固め、まさに業界あげての北越紙争奪戦に突入 した。日本紙は3日午後5時から本社内で記者会見を開催する計画。中村雅知社 長が出席する予定。

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