コンテンツにスキップする

【個別銘柄】パイオニア、スズキ、資生堂、日立、東芝、三菱UFJ

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

パイオニア(6773):急騰。8.2%高の2030円で取引を終えた。単価下落 で厳しいとみられていたプラズマテレビ事業が健闘し、赤字との見方が大勢だ った第1四半期の連結営業損益が大幅な黒字に転換した。投資判断を引き上げ るアナリストが相次ぎ、採算性の改善によって業績は順調に回復するとの見方 が強まっている。

スズキ(7269):4.3%安の2685円と反落。4-6月期の連結業績は海外 での小型自動車販売の好調を受け良好な結果となったものの、RSI(株価相 対力指数)が過去2日にわたって70%を超え、過熱感が強かったため、売りに 押された。アナリスト8人による目標株価の平均値は2868円。この水準から 一段の上昇は限定的とみられた。

資生堂(4911):3.9%安の2200円。4-6月期決算は、海外の化粧品販 売は順調に伸びたものの、国内の新メーキャップ化品ブランド「マキアージ ュ」の積極的な広告宣伝費などがかさみ減益決算となった。通期業績見通しの 実現性を弱気に見た向きから、売りが膨らんだ。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306):3.1%安の157万円。国内 景況感も改善、貸出金も前年同期比2%増と順調に伸びているが、アナリスト などの投資判断を変更させるほどの業績開示内容ではなかったと受け止められ た。

日興コーディアルグループ(8603):1.1%安の1352円で終了。前日発表 した4-6月期の連結業績開示は、投資信託の販売好調で増収増益を達成した。 ただし、課題とされる株式トレーディングは77億円と半減、野村ホールディ ングス、大和証券グループ本社に水をあけられた格好。

日立製作所(6501):終値は2.2%安の718円。薄型テレビの販売好調や 電子部品・半導体事業の採算改善で、4-6月期は連結営業利益が前年同期比 13倍の171億円になった。しかし、ハードディスクドライブ(HDD)事業の 赤字は前四半期から拡大、先行きが懸念された。

東芝(6502):0.8%安の735円。携帯電話や携帯音楽プレイヤーの世界 的な普及拡大を受けてNAND型フラッシュメモリー事業が拡大。半導体事業 の好調により4-6月期の連結純損益は40億円の黒字に転換した。730円近辺 に買い注文が入り、下値は限定的となった。

日本特殊陶業(5334):2.1%高の2445円で終了。午後2時に4-6月期の 業績報告があると一段高した。世界的な自動車生産台数の増加とパソコンや携 帯電話市場の拡大により、半導体部品の需要が予想以上におう盛で、07年3月 期の業績予想を上方修正した。アナリストの予想平均を上回る増額だったため、 収益は予想以上のペースで伸びているとの見方が広がった。

SUMCO(3436):4.5%高の6960円。一時7010円と取引時間中とし ては5月10日以来、およそ3カ月ぶりに7000円台に乗せた。31日に06年7 月中間期と07年1月通期の業績予想を大幅に上方修正、半導体向けシリコン ウエハーの需要が高まっていることが確認できた。

NOK(7240):4.5%安の2860円。一時は2840円まであり、7月27日 に付けた年初来安値の2805円が再び視野に入ってきた。31日発表の4-6月 期業績開示で営業利益が前年同期比横ばい圏にとどまった。売上高の増加を費 用増加が帳消しにし、利益に結びつきにくい点が懸念された。

伯東(7433):午後1時に4-6月期の業績内容を開示、その後下げ幅が 縮小した。終値は1.1%安の1571円。薄型テレビの普及に伴い電子部品販売が 好調に推移した結果、36%の営業増益を実現した。売上高が横ばいというなか での大幅増益だったことから、収益性の向上が評価されている。

三井造船(7003):0.6%高の317円で終了。上下1.3%以内の変動にとど まり小動きとなった。4-6月期は、主力の船舶部門を中心に伸び、連結最終 損益は黒字に転換。業況改善を評価した買いが下値で入った。野村証券は投資 判断「2(買い)」継続。

名古屋本拠銘柄:高い。この日の昼休み中に国税庁が路線価を公表、名古 屋地区の地価は前年度比2.1%上昇の9万8000円(平均値)となった。「中村 区名駅1丁目・名駅通り」は26.4%上昇、上昇率で全国1位。名古屋鉄道 (9048)は0.3%高の382円、丸栄(8245)が2.8%高の218円。

大手化学メーカー:TOPIX化学株指数は0.6%安の1240.18ポイント。 多角化などで増益を確保してはいるが、主力の石油化学事業は原油高で採算が 悪化するとの懸念も根強く、薄商いのなか売りが優勢となった。三菱ケミカル (4188)は2.6%安の702円、住友化学(4005)は1.3%安の894円。

全日本空輸(9202):1.1%高の446円。変わらずを挟んで6連騰。国内・ 国際線の旅客収入の伸びを受けて業績が急拡大、増資問題で揺れた日本航空と の比較で、業績や株価推移に安心感があるとの見方が広がった。日航が大型公 募増資の実施を発表した6月末以降で比較すると、日航と全日空の騰落率格差 は28.19ポイントに達して最高。

アビリット(6423):20%安の715円。東証1部下落率ランキングでトッ プ。7月26日に06年12月通期の連結業績予想を下方修正。プリペイドカー ド事業の不振に加え、主力のパチスロ遊技機事業が想定ほど伸びず、最終損益 が34億3600万円の黒字予想から32億1600万円の赤字に転落する見通しにな った。27日以降、ストップ安売り気配を続けていたが、ようやく売りも一巡、 この日は7万5000株の売買約定があった。

東映アニメーション(4816)5.6%高の2920円と大幅高。出来高は4万 9700株と前日の3.3倍となり投資家の人気を集めた。ウォルト・ディズニー・ テレビジョン・インターナショナルジャパンと共同制作を行うと発表したこと を受け、世界的な事業の拡大による業績寄与への期待が高まった。

MrMax(8203):12%高の483円と急騰。一時は17%以上の上げを見 せ、2005年12月13日以来の上昇率となった。7月14日から31日までの約2 週間で8万9100株の自社株を買い付けたと前日発表、自己株買いによる需給 環境の好転を好感した買いが先行した。

イオン(8267):2.1%高の2730円。一時、2765円まで買われ、5月半ば以 来、約2カ月半ぶりの水準に値を戻した。埼玉県を中心に食品スーパー48店を 展開するベルク(9974)と資本業務提携すると31日公表、首都圏戦略が進展 したとみられた。ベルクは4.9%高の1138円。

日本テレビ放送網(9404):急騰。終値は6.8%高の1万5610円。プロ野球 読売ジャイアンツの成績不振でプロ野球放送などの視聴率が低迷するなか、31 日公表の4-6月期牛席開示で経常増益を確保。DVD販売好調が収益の下支 え役になるとの見方が広がっている。

第一三共(4568):2.5%高の3230円。高血圧症治療薬「オルメサルタン」 がピッチ良く伸びていることが好感されたほか、コスト削減の進展により、 統合効果が出始めているとの見方が広がった。

武田薬品工業(4502):1.1%高の7480円。4-6月期の連結業績開示で、 糖尿病治療薬「アクトス」や高血圧症治療薬「カンデサルタン」が海外を中心 に伸びていることが確認できた。会社計画を上回る好業績を上げることが可能 だとみた向きから買い注文が入った。

シライ電子工業(6658):5.2%高の1800円で終了。一時1860円を付け 約2週間ぶりの高値圏に回復した。7月31日に、1株を2株とする株式分割 の実施を発表したことを受け、流動性の向上を期待した買いが集まったうえ、 配当水準の維持で実質増配となることも評価された。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE