石炭が原油抜き最良のエネルギー投資となる公算-転換技術需要も

石炭が原油を抜き、最も運用実績の良い投 資対象となる可能性がある。少なくとも企業再生の専門家で資産家のウィルバ ー・ロス氏や世界最大の鉱山会社、英・オーストラリア系BHPビリトン、米 証券3位メリルリンチを含む投資家や大手企業などの間では、こうしたコンセ ンサスが浮上している。

ウェストミンスター証券(セントルイス)で投資銀行業務を担当するリチ ャード・プライス氏は、石炭は最も安く、北米から中国まで最も豊富にあるエ ネルギーだと指摘、「原油価格高騰が石炭火力発電所の建設計画や石炭から軽 油などを作る転換技術の活用開始を促している」と述べた。

メリルのチーフ商品アナリスト、フランシスコ・ブランチ氏は、原油価格 や天然ガス価格が最高値となっていることを受け、石炭価格も最近の高値を更 新しようとしていると語った。ブローカーのICAPによれば、欧州では石炭 価格は先週、1トン当たり62.55ドルとなり、3月には10カ月ぶりの高値66.83 ドルに達している。

プライス氏は、米電力各社が支払う石炭価格はこの先1年間で5%上昇し、 2021年までに倍になると予想。米2位の石炭会社アーチ・コールのスティーブ ン・リア最高経営責任者(CEO)によれば、原油価格が1バレル=40ドル を上回っていれば、石炭を液体燃料や天然ガスに転換することは経済的だ。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE