上海銅相場:値幅制限いっぱいの4%下落-米成長鈍化で需要後退懸念

21日の上海銅先物相場は反落し、週間ベース で4週ぶりの下落となりそうだ。世界2位の銅消費国である米国の経済成長が鈍 化し、銅需要が後退するとの懸念が高まった。

米フィラデルフィア連銀が20日発表した7月の同地区の製造業景況指数は、 エコノミスト予想を下回った。また、世界2位の自動車メーカー、米フォード・ モーターは同日、第2四半期(4-6月)決算が市場予想に反して赤字となった ことを受け、生産を削減する方針を発表した。自動車の製造には1台当たり平均 50ポンドの銅が使用される。中国と米国の需要の伸びを背景に、銅相場は5月に 過去最高値に達した。

長城偉業フューチャーズの金属アナリスト、李榕氏は上海からの電話インタ ビューで、「銅需要は相場を下支えするほど伸びていない」と指摘。「金属相場 は高過ぎる水準にある」との見方を示した。

上海先物取引所の銅先物相場10月限は、一時値幅制限いっぱいの4%下落し、 前日比2670元安の1トン当たり6万3850元となった。これにより今週の下落率 は10.5%となり、週間ベースでは6月23日終了週以降で初の下落となる可能性が 高まった。