米グーグルの4-6月期:純利益2倍強、77%増収-株価上昇(5)

インターネット検索サイト運営の米グーグ ルが20日発表した第2四半期(4-6月)決算は、純利益が前年同期の2倍強 に増えた。検索市場でのシェア拡大が寄与した。

純利益は7億2110万ドル(1株当たり2.33ドル)と、前年同期の3億4280 万ドル(同1.19ドル)から増えた。売上高は前年同期比77%増の24億6000万 ドル。広告を掲載する他のサイトに支払う料金を差し引いた売上高は約16億 7000万ドルとなり、ジェフリーズのアナリスト、ユーセフ・スクワリ氏の予想 (16億5000万ドル)を上回った。

調査会社コムスコア・ネットワークスによれば、グーグルの検索エンジン にはヤフーの約3倍の利用がある。決算は検索連動広告市場でのグーグルの強 さを浮き彫りにした。ヤフーと異なり、グーグルの決算内容はアナリスト予想 を上回った。

エンダール・グループのアナリスト、ロブ・エンダール氏は「グーグルが 得意分野で圧倒的な強さを持っていることが示された」として、「ヤフーの決算 はグーグルの優位を示唆していたが、グーグルの数字がこれを裏付けた」と指 摘した。

純利益には、中国の検索サイト最大手、百度(バイデュ・ドット・コム) 株の売却益5500万ドル(約64億3600万ドル)が含まれる。一部項目を除いた ベースの1株利益は2.49ドルとなり、スクワリ氏の予想2.25ドルを上回った。 調査会社トムソン・ファイナンシャルがまとめたアナリスト32人の予想平均は

2.22ドルだった。

決算は通常取引終了後に発表された。株価は時間外取引で一時、2.78ドル 高の389.90ドルとなった。通常取引終値は前日比11.88ドル安の387.12ドル。 年初来では7%下落している。

グーグルは業績見通しを示さない方針を堅持した。エリック・シュミット 最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で、「事業は好調で力強い。 検索サイトの利用は増えているし、今後も長期にわたって増え続けるだろう」 と述べた。

グーグルの決算内容は、インターネット検索市場の勢いが鈍化していると の市場の懸念を和らげた。ヤフーが18日発表した第2四半期売上高は市場予想 を下回り、業界全体への懸念が浮上していた。

広告ソフトの改良や新商品・サービス導入がグーグルの成長の原動力とな っている。第2四半期の研究開発費は2億8260万ドルと、前年同期から2倍強 に増えた。サービス拡大に伴い設備投資も4倍強の6億9900万ドルに増え、人 員も年初来で40%増えた。ジョージ・レイエス最高財務責任者(CFO)は、 「設備投資が多過ぎるということはあり得ない」として、設備投資は「もちろ ん加速する」と述べた。また、グーグルの検索ソフトを配布する提携先を増や すため「あらゆる相手と協議している」と述べた。

売上高の地域別内訳を見ると、米国外が全体の42%を占め(前年同期は 39%)、海外展開の成果が示された。

ソラリス・アセット・マネジメントで運用に携わるティモシー・グリスキ ー氏は「グーグルには勢いがある。シェアは伸びており、ブランドは高く評価 されている」として、「インターネット関連で最も安全な銘柄となっている」と 話した。

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