米グーグル:4-6月は86%増益か、ヤフーからシェア奪う-20日決算

インターネット検索サイトを運営する米グ ーグルは、米ヤフーやマイクロソフトから検索市場のシェアを奪い、第2四半 期(4-6月)は増益になったと見込まれる。

ジェフリーズのアナリスト、ユーセフ・スクワリ氏は、グーグルの第2四 半期純利益は前年同期比86%増の6億3810万ドル(1株当たり2.05ドル)と 予想する。前年同期は3億4280万ドル(同1.19ドル)。スクワリ氏は、ストッ クオプション(自社株購入権)の経費を除いたベースの1株利益は2.25ドルと 見積もっている。調査会社トムソン・ファイナンシャルがまとめたアナリスト 32人の予想平均よりも3セント高い。

エリック・シュミット最高経営責任者(CEO)はオンラインカレンダー などの新機能で、インターネット検索の市場シェアをヤフーから奪ったとみら れる。ヤフーが今週発表した4-6月期売上高はアナリスト予想を下回った。 スクワリ氏はインタビューで、「依然として、グーグルに対抗できる強力な競争 相手はいない」として、「現在の環境下では、グーグルが最も有望だ」と話した。

同氏によると、グーグルの第2四半期売上高は75%増の24億2000万ドル の見込み。他社サイトで広告を販売するコストを差し引いた後の純売上高を16 億5000万ドルと予想している。同社は20日の米株式市場通常取引終了後に決 算を発表する。

同社の第1四半期業績は、最も強気なアナリスト予想をも上回った。同社 株の19日終値は4.05ドル安の399ドル。年初来では3.8%下落している。

一部アナリストは、ヤフーの決算内容がグーグルの成長減速も示唆してい る可能性があると懸念する。UBSのアナリスト、ベン・シャクター氏はイン タビューで、「グーグル株には手を出さないように投資家にアドバイスしてい る」として、「リスクと見返りの関係が有利だとは思えない」と話した。

調査会社コムスコア・ネットワークスによると、インターネット検索での 6月のグーグルのシェアは45%と、前年同月の37%から拡大した。ヤフーは29% (前年同月は30%)、マイクロソフトは13%(同16%)だった。

グーグルは広告ソフトの改良により、1回の検索から得られる収益を高め ている。ゴールドマン・サックスのアンソニー・ノト氏ら少なくとも6人のア ナリストが過去1カ月にグーグルの利益予想を引き上げた。ヤフーは新しい広 告ソフトの投入を遅らせたことが嫌気され、株価は19日、22%安と過去最大の 下落を演じた。

グーグルはまた、6月にオンライン決済サービス「チェックアウト」を導 入するなど、検索以外の分野への業務拡大を進めている。マンダー・キャピタ ル・マネジメントで運用に携わるケン・スミス氏は「グーグルの今後にとって 重要なのは、検索以外に大きな収入を得られる事業分野を見つけることだ」と して、「ポートフォリオを拡大する必要がある」と述べた。

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