上海銅先物:続落、中国の成長抑制策強化で需要後退懸念-欧米も下落

19日の銅先物相場は上海で続落し、ロンドン とニューヨークでも下落している。世界最大の銅消費国である中国が、経済成長 の抑制策を強化する方針を示したことから、同国の銅消費が減少するとの懸念が 高まった。

中国国家統計局が18日発表した同国の第2四半期(4-6月)国内総生産 (GDP)伸び率は前年同期比11.3%と、10年余りで最も高い伸びとなった。こ れを受け、同国政府は融資と投資の抑制策を強化する方針を表明した。ブルーム バーグ・ニュースがエコノミストを対象に実施した調査では、投資の急増を抑制 するため中国人民銀行が利上げを実施すると予想されている。

上海東亜フューチャーズの金属先物トレーダー、袁芳氏は19日の電話インタ ビューで「中国政府は利上げなどにより成長抑制策を強化する方針だ」と指摘。 「いかなる引き締め策も銅市場全体に影響を与えるだろう」との見方を示した。

ロンドン金属取引所(LME)の銅先物相場(3カ月物)は、一時前日比

157.50ドル(2%)安の1トン当たり7650ドル。シンガポール時間午前9時32 分現在、7660ドルで取引されている。

上海先物取引所の銅先物相場9月限は、一時前日比3000元(4.3%)安の1 トン当たり6万6100元と、6日以来の安値となった。上海時間午前9時32分現 在、6万6450元で取引されている。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先物相場9月 限は、19日の時間外取引で、シンガポール時間午前9時34分現在、前日比1.1% 安の1ポンド当たり3.535ドル。

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