GM株上昇、ダウ平均の「負け犬」投資戦略の有効性を証明

ダウ工業株30種平均構成銘柄で昨年最大 の下げを演じた米自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)の株価が反 発している。ダウ平均の「負け犬」銘柄を毎年買い推奨しているチャールズ・ カールソン氏にとっては、こうした株価の反転は驚くに当たらない。

ダウ平均構成銘柄の昨年の下落率で2番目と4番目だったベライゾン・コ ミュニケーションズとウォルト・ディズニーの株価も上昇している。

カールソン氏の投資戦略通り、前年のダウ平均の騰落率で最下位から5番 目までの銘柄に投資していれば、2006年の投資収益率はダウ平均を10ポイント 近く上回っている。1930年以降、この手法によるリターン(投資収益率)はダ ウ平均のリターンの2倍近くの水準で推移しており、1000ドルの投資は231万 ドル強に膨らんだことになる。

04年に「ウィニング・ウィズ・ザ・ダウ・ルーザーズ」を出版したカール ソン氏は、「ダウ銘柄については、試練に耐えた企業が話題だ」とし、「この 戦略の土台には、不人気株に投資するという純然たる逆張り投資があるが、復 活の可能性が最も高い銘柄に投資すべきだ」と指摘した。

GM株は今年43%上昇し、ダウ銘柄で最大の上昇率。同社は医療費を削減 しており、人員削減計画はリック・ワゴナー最高経営責任者(CEO)の計画 よりも進んでいる。大株主のカーク・カーコリアン氏が提案した日産自動車・ 仏ルノーとの3社提携案も株価を後押ししている。

GMの株価は昨年52%下落し、12月29日には82年以来の安値を付けた。 カールソン氏は「勇気と忍耐さえあれば、GM株への投資は頭を使わなくても いい簡単なことだった」と述べ、「この戦略は極端な動きになったときに最も 功を奏する。GMは05年に壊滅的な打撃を受けた」と指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE