ギャガがストップ安、版権絡みで過去決算を訂正-USENも大幅安

映画配給やテレビ向け版権の販売、DV Dなどを手掛けるギャガ・コミュニケーションズの株価が急落。前週末比80 円(29.6%)安の190円と、制限値幅いっぱいのストップ安水準まで売られ、 上場来安値を更新。午後の取引では、買い注文2万7000株に対し、売り注文 は22万6000株と8倍強に膨らんでおり、気配値のまま売買が成立していない。 前週末14日に、映像版権のライセンスをめぐって過去4期分の決算訂正を行 っており、会計上の不透明性を警戒した売りが先行している。

ギャガは14日、2005年8月期までの過去4期分の決算短信と有価証券報 告書を訂正すると発表。これまで過年度の映像版権のライセンス売上高につい ては、早期に計上した上で売り上げの値引きや戻り損失などで処理してきたが、 監査法人のトーマツから、対応する事業年度で処理するよう指摘を受けたため、 今回の訂正に至った。

02年9月期と03年9月期は訂正前との比較で減収減益に、05年8月期と 06年2月中間期に関しては増収増益となった。

06年8月通期の予想に関しては、変更はないとしている。会社計画は連結 売上高が前期比14%増の180億円、経常利益は83%減の5000万円で、純損益 は前の期の42億円の赤字から2億円の赤字に損失幅が急減する。

ギャガ株式の60%を保有するUSEN株も今回の余波で急落し、一時200 円(16.3%)安の1026円と年初来安値を更新。USENは14日、ギャガを株 式交換により、9月中旬をめどに完全子会社化すると発表。ギャガの経営基盤 を強化し、収益性の向上を図ることが狙いだ。ギャガは05年1月からUSE Nの連結株子会社となっていたが、今回の完全子会社化に伴い、大証ヘラクレ ス市場への上場は廃止となる。株式交換比率などの詳細は、8月中旬をめどに 決定する意向。

--共同取材:松田 潔社 Editor:Kaimai