上海銅:値幅制限いっぱいの4%急落-中東情勢悪化で需要後退観測

18日の銅先物相場は、上海とニューヨークで ともに下落している。中東での戦闘の激化が戦争に発展し、経済成長の鈍化や金 属需要の後退につながるとの観測が高まっている。

イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラが発射したロケット弾数十発がイスラ エル第3の都市ハイファなど同国北部に着弾したため、イスラエル軍はレバノン の首都ベイルートにあるヒズボラ本部などを攻撃。レバノンでの戦闘は7日目に 入った。銅供給が需要に追いつかないとの観測が広がるなか、上海の銅先物相場 は17日までに、年初来で73%高騰していた。

スター・フューチャーズの金属先物トレーダー、李玲氏は18日、上海からの 電話インタビューで「市場関係者は皆、中東情勢の悪化が戦争に発展しないよう 望んでいる。戦争に発展すれば、経済成長や金属需要の先行きに不透明感が生じ る可能性がある」との見方を示した。

上海先物取引所の銅先物相場9月限は、一時値幅制限いっぱいの4%下落し、 前日比2880元安の1トン当たり6万9060元と、6営業日ぶりの安値となった。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先物相場9月限は、 18日の時間外取引で、シンガポール時間午前9時27分現在、前日比2.8セント (0.8%)安の1ポンド当たり3.5715ドル。

ロンドン金属取引所(LME)の銅先物相場(3カ月物)は一時前日比40ド ル(0.5%)高の1トン当たり7780ドル。17日には4.2%下落した。シンガポー ル時間午前9時39分現在、7751ドルで取引されている。

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