麻生外相:全会一致の採択歓迎、実施を強く要求-北朝鮮決議談話(3)

麻生太郎外相は16日、国連安全保障理事会 が北朝鮮のミサイル開発中止と、ミサイルの技術取得や移転の阻止などを求めた 決議を、中国やロシアを含めた全会一致で採択したことを歓迎する談話を発表、 「北朝鮮に対してこの決議に基づく措置の実施を強く求める」と表明した。日本 外務省が同日公表した。

麻生外相は、決議が「北朝鮮に対しミサイル関連計画の停止、ミサイル発射 モラトリアムの再確認、6カ国協議への即時無条件復帰などを求めている国際社 会の意思を示している」と指摘。

そのうえで、北朝鮮に関するミサイル、核兵器などの不拡散のため、日本政 府は①輸出管理に関する措置を引き続き厳格に行う②金融資産の移転規制で必要 な措置を適切に実施する-として、改正外国為替法に基づく送金停止措置など追 加制裁も必要に応じて発動する考えを示した。

北朝鮮は5日、長距離弾道ミサイル「テポドン」1発を含む計7発のミサイ ルを日本海に向けて発射。日本政府は特定船舶入港禁止特別措置法に基づいて、 半年間にわたって貨客船「万景峰号」など北朝鮮船舶の入港を禁止する制裁を発 動。改正外国為替法に基づく北朝鮮への送金停止などの経済制裁も検討している。

早稲田大学国際教養学部の重村智計教授は、麻生外相が声明で触れた「金融 資産の移転規制」について、「日本人が北朝鮮のホテルなどで使ったクレジット カードの支払いを差し止めることだとみられる」と指摘、北朝鮮には最近日本人 が多数観光に訪れており、平壌ではクレジットカードも使えることから、「効果 はかなりあると思う」とみている。

--共同取材 後藤 浩祐、竹本能文 Editor: Taniai

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