ロシアのロスネフチ:世界6位となる104億ドルのIPO実施(2)

ロシア国営石油会社ロスネフチは14日、 同社が実施した新規株式公開(IPO)の規模が104億ドル(約1兆2030億 円)になったと発表した。原油価格高騰を背景に、世界で6番目に大規模なI POとなった。

ロスネフチの資料によれば、同社とロシア政府は、14億株を1株当たり

7.55ドルでの公募・売り出しを実施。この価格はロスネフチが求めていた上限 の7.85ドルに近い水準。IPO価格に基づけば、ロスネフチの評価額は798億 ドルとなる。

これによりロスネフチの規模は、同業でロシアのルクオイルをも上回るこ とになる。ロシアのプーチン大統領は国内エネルギー業界に対する取り締まり 強化を進めており、ロシア政府は国内石油会社ユコスの資産を押収した。ロス ネフチは旧ユコス資産を活用し、ロシア3位の石油会社に成長。ユコスは13 日、ロスネフチ株のロンドン上場の中止を求めて英裁判所に訴えを起こした。

レッド・スター・アセット・マネジメント(モスクワ)で東欧株1億1000 万ドル相当の運用を担当するジェームズ・フェンクナー氏は、「ロスネフチは 市場でこの規模の株式を売却することができ、非常にうまくやった。これは成 功であり、そのことに疑いはない」と述べた。

IPOを通じ、ロシア政府はロスネフチ株売却で85億ドルの資金を獲得 し、ロスネフチは約19億ドルを調達する。

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