福岡は商品、関西は人気、実利の東海-投信購入でフィデリティが調査

フィデリティ投信は14日、個人投資家を 対象とした投資信託に関するアンケート調査の結果を公表した。それによると、 関西では購入の際、評判や第三者の意見といった要素を他地域より重視する傾 向があるのに対し、福岡は商品性、東海では人気などを考慮しながらも、利回 りや分配金といった実利面を重視するという各地域の特性が浮かび上がった。

全体では、投資信託を選ぶ際に重視する項目として最も多く挙げていたの が「利回り」で、67%を占めた。次いで「リスクとリターンのバランス」が 57%、「投信運用会社」は27%で3位だった。フィデリティ投信のトーマス・ バルク社長は、「投資信託は元本保証がないので、将来の運用利回りが確定し ていないことをしっかり認識して欲しい」と述べている。

「利回り」との回答が最も多かったのは東海地区で74%。「分配金」との 回答率も19%で4地区中1位となり、実利志向が高い結果が得られた。バルク 社長は、「利回り重視が明確な点もさることながら、高年層の分配志向が他地 域より鮮明であり、お金に対する堅実なスタンスを垣間みることができる」と 分析した。

福岡は、「人気」や「社会的評価」、「有識者の勧め」、「メディア報 道」といった回答率が4地区中最も低く、商品性を重視するという合理的な選 定基準を持っていた。

これと正反対の傾向がみられたのが関西地区。「人気」が20%、「有識者 の勧め」6.4%、「メディア報道」9.0%と、これらの回答率が4地区のなかで 最も高く、購入決定に商品性以外の要素が介在する傾向がみられる。「こうし た点は、商品選びの参考程度にとどめておくべき」(バルク氏)という。

調査はフィデリティ投信がアサツー・ディ・ケイに委託し、マクロミルが 実施した。5月下旬に、東京、東海地区、関西圏、福岡県を対象にネット上で 行い、計1375人が回答した。

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