【個別銘柄】ソニー、ダイエー、レナウン、東芝、夏銘柄、Fリテイリ

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

ソニー(6758):140円(2.8%)安の4790円と4日続落。独ベルテルスマン との音楽部門の統合は無効と欧州裁判所が判断したため、音楽事業の抜本的な戦略 見直しを迫られる可能性を織り込む形で下げた。

ダイエー(8263):50円(2.4%)高の2120円で東証1部の上昇率15位。3 -5月期(第1四半期)の連結営業利益は前年同期を33%上回ったため、業績は順 調に回復していくとの見方が強まった。下期から食品事業の強化と店舗改装の効果 が現れれば、前年同期並みにとどまった既存店売上高も伸びると期待されている。

レナウン(3606):158円(11%)高の1556円で東証1部の値上がり率1位。 第1四半期(3-5月)の連結営業利益が前年同期比2.9倍の29億4200万円に拡 大したことから、リストラ進展や本業の好調が確認できたと買い安心感が広がった。

東芝(6502):31円(4.4%)安の677円と、約1カ月ぶりに700円を割り込 んだ。14日に発売を予定していたHDDVD搭載ハードディスクレコーダー「RD -A1」について、生産の遅れを理由に発売日を27日に再度延期すると前日に発 表。次世代DVD(デジタル多用途ディスク)の規格争いに影響を与えるのではと 懸念された。

サマーストック:エディオン(2730)が56円(3.0%)高の1956円、セブン &アイ・ホールディングス(3382)が10円(0.3%)高の3760円など。14日も気温 が上昇し、東京でも36度を超えた。エアコンや飲料、アイスの売れ行き増加をは やし、家電量販店やコンビニ、食品株などのサマーストックが上昇した。

ファーストリテイリング(9983):100円(1.1%)高の9370円。05年9月- 06年5月の連結経常利益は25%増の642億円。在庫管理の徹底などが奏功し、粗 利益率が47.7%と2.7ポイント改善。クオリティが良くなったと評価された。

ライオン(4912):32円(4.5%)安の681円。台所用洗剤など国内家庭用製 品の販売が伸びず、6月中間期の売上高が会社計画を下回る可能性が強いとの見方 が広がっている。ゴールドマン・サックス証券が投資判断を引き下げて売り推奨リ ストに採用したことも、株価の先行きに弱気な見方につながった。

JSAT(9442):5万円(15%)安の28万4000円とストップ安(制限値幅 いっぱいの下落)。下落率は東証1部1位。総務省が2011年に40チャネル分の周 波数をBSデジタル放送に割り当てる方針を固めた、との報道があった。多チャン ネル時代を迎え、競争が激しくなると懸念された。

協和エクシオ(1951):110円(7.7%)安の1312円で、値下がり率は東証1 部5位。13日に円建ての転換社債型新株予約権付社債の発行を決めており、将来的 な売り圧力の増加や1株利益の希薄化を懸念する売りが先行した。

オンワード樫山(8016):37円(2.2%)安の1619円。第1四半期(3-5 月)連結経常利益は前年同期比0.8%増の89億円にとどまった。米国事業の低迷と 子会社インパクト21の不振が響いた。ドイツ証券は株価実勢を反映して、目標株 価を2350円から2000円に引き下げた。

インパクト21(9944):95円(3.8%)安の2400円。婦人服の販売不振が長 引き、増益を見込んでいた通期予想を減益に下方修正したため、アパレル業界の収 益環境の厳しさが再認識された。

トランスジェニック(2342):12円(14%)高の100円と、5営業日ぶりに 100円の大台を回復した。財団法人くまもとテクノ産業財団が国際出願している特 許「抗HIV抗体」について、同財団と実施許諾契約を締結したと発表。将来的な 収益寄与を期待した買いが先行した。

鉄人化計画(2404):10万3000円売り気配のまま終了。値が付かなかった。 集客に苦戦して今期連結経常損益予想を黒字から赤字に変えたため、同銘柄を売っ て他の好業績銘柄に乗り換えようという動きが出た。

島忠(8184):65円(2.4%)高の2790円と9日ぶりに反発した。既存店売上 高が前年同期を下回るなか、為替差益や受取利息の増加で9カ月累計の連結経常利 益と純利益は前年同期比プラスを確保した。通期計画の達成に期待が高まった。

オリックス(8591):280円(1.1%)高の2万6080円。05年8月に包括的な 業務提携を結んだJCBと、資本提携もすることで合意した。BtoB分野での決済 サービスの協業や提携カードの発行、海外における共同事業の推進などを強化し、 競争力を高めると期待された。

モーニングスター(4765):7000円(3.5%)高の20万9000円。連結子会社ゴ メス・コンサルティングが8月16日に大証ヘラクレスのグロースに新規上場する ことが決まり、株式含み益の拡大や売却益が業績を押し上げるとみられた。

原油関連株:新日鉱ホールディングス(5016)が22円(2.4%)高の950円と 上昇。その他東燃ゼネラル石油や国際石油開発帝石ホールディングスも下げも小幅 にとどまった。地政学リスクの高まりで原油価格が最高値を更新したため、在庫評 価益の増大が収益を押し上げるとの見方が広がった。

航空輸送関連株:全日本空輸(9202)が8円(1.8%)安の430円など下げ渋 り。13日に日中航空交渉が合意に達し、両国の航空輸送を倍増させる方向で決着し た。会社側やアナリストからは、増便による収益貢献を期待する声が出ていた。