6月の米小売売上高は0.1%減少-ガソリン高騰や利上げが圧迫(3)

米商務省が14日に発表した6月の小売売 上高(速報、季節調整済み)は前月比0.1%減少した。自動車や電気製品、建 設資材の販売減少が響いた。最高値圏を付けているガソリン価格や一連の利上 げが消費者および米景気を圧迫している兆候を示す格好となった。5月は

0.1%増の速報値から修正なし。ブルームバーグ・ニュースがまとめた6月小 売売上高のエコノミスト予想中央値は0.4%の増加だった。

6月の小売売上高は変動の大きい自動車を除いたベースで前月比0.3%増 加し、前月の0.7%増(速報は0.5%増)を下回った。エコノミストの予想中 央値は0.4%の増加だった。

ドレスナー・クラインオート・ワッサ-スタインのエコノミスト、エリザ ベス・デニソン氏は、「消費支出の勢いはわれわれの予想以上に鈍化しつつあ る」とし、「同統計で、米連邦公開市場委員会(FOMC)のさらにあと1回 の利上げ可能性は弱まることだろう」との見方を示した。

建設資材が大幅減

6月の建築資材や園芸用品の売上高は1%減と、4月以来最大の落ち込み となった。電気製品や家電機器の販売も0.7%減少(5月は変わらず)した。 エコノミストは、こうした分野での小売売上高の減少は、住宅市場の鈍化を反 映したものだと指摘している。

6月のガソリンスタンドの売上高は1.1%増(前月1.9%増)。7月10日 時点でのガソリン平均小売価格(スタンド価格、レギュラー)はガロン当たり

2.97ドルに上昇した。過去最高値はハリケーン「カトリーナ」襲来後の昨年9 月5日に付けた同3.06ドル。

国内総生産(GDP)の個人消費支出部門の算定に用いられるガソリンと 自動車、建築資材を除く売上高は0.3%増加と、前月の0.7%増から鈍化した。

6月のオンライン上やカタログ販売など、店舗を介しない小売売上高は

0.3%減少と、5月の3%増からマイナスに転じた。百貨店売上高も0.3%減少 した。

米経済の3分の2以上を占める個人消費支出は、第2四半期には前期比年 率2.2%増にとどまった見込み。これは第1四半期の5.1%増の半分にも及ば ない。また、過去10年間の伸び率平均は3.8%。

-- With reporting by Cotton Timberlake in New York, Courtney Schlisserman in Washington, and Kevin Orland in Chicago. Editor: Golle (djm)

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