上海銅相場:3日続伸、需要拡大と供給懸念で-ロンドン市場も上昇

ロンドンと上海の銅相場は11日、ともに 上昇している。銅需要の拡大が続く一方、供給が停止する可能性があるため、投 資ファンドの買いが入るとの観測が高まった。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ニューヨーク銅先物 のヘッジファンドなど大口投機家による売り越しは、4日終了週に減少した。世 界最大の銅鉱山、豪BHPビリトンのエスコンディダ銅鉱山では、労働者が来月 ストライキに入る可能性がある。

銀河フューチャーズのアナリスト、車紅雲氏は11日、北京からの電話イン タビューで「銅供給の逼迫(ひっぱく)と堅調な需要がファンドによる投資再開 のきっかけとなった。この傾向が続けば、銅相場は過去最高値を更新する可能性 がある」と指摘。同氏は、「ファンドの動向を示す目安として」CFTCのリポ ートに注目しているという。

ロンドン金属取引所(LME)の銅先物相場(3カ月物)は、前日比最大 90ドル(1.2%)高の1トン当たり7845ドル。北京時間午前9時28分現在、 7840ドルで取引されている。5月11日には最高値の8800ドルに達した。

上海先物取引所の銅先物相場は3営業日続伸し、前日比最大1360元 (2%)高の1トン当たり7万1110元となった。上海時間午前9時51分現在、 7万940元で取引されている。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の投機筋による相 場下落を見込んだ売り持ちポジションは、買い持ちポジションを2439枚上回っ た。売り越しは前週比34%減の1271枚。